これが大好評だったそうで、年内は早々に予約でいっぱいに。せっかくの訪店をお断りしてしまったお客さんに申し訳ない…とのことで、なんと年明け2016年1月1日から2月29日まで延長されることになったそうです!やったー!

飲み放題メニューには、引き続き「入手困難」と言われる希少な銘柄がずらりとラインナップ。…が、思ったんですけどこれって、さほどお酒に強くない人でも楽しめるんでしょうか?そして、そんな人でも元を取るには何をどのくらい飲めばいいんでしょうか?気になりますよね?
というわけで、さほどお酒が強くない編集部スタッフが確かめに行ってきました!
●どの銘柄を飲めば元を取れる?
神楽坂にある塩梅へとやって来ました。各線飯田橋駅から徒歩5分ほどのところにあります。

席に着くなり日本酒飲み放題をオーダー。さっそく店長さんに聞いてみました。「“もっとも高価”なお酒と、“レア度ナンバーワン”のお酒ってどれですか?」

ややためらいがちにではありますが、教えてくださいました!もっとも高価なお酒は(やはり)山口・獺祭の純米大吟醸 磨き二割三分。お店で飲むと、単価は安くても180ml(一合)2,000円はするとか。
また、レア度ナンバーワンは富山・立山の無濾過大吟醸。これを提供しているお店はなかなか目にしません、と店長さん。こちらもお店で飲むなら180mlで2,000円くらいするそうです。ほう…。
ということで、つまりこれらを1合半も飲めばもう元が取れちゃうというわけ!
●日本酒飲み放題にチャレンジ
さて、ここからはいくつの銘柄を制覇できるかリアルチャレンジスタート。およそ50種の地酒がずらりと並ぶメニュー表と対峙し、まずは先ほど教えていただいた「獺祭」の磨き二割三分と、「立山」の無濾過大吟醸を立て続けに注文しました。
獺祭は、口に含んだとたん芳醇でふくよかな香りと甘みが広がります。一方の立山はキリッと締まりのある味で、キレのよいあと口。食事に合います。


続いて、「獺祭」のスパークリングボトルを1本注文。ほのかな甘さでクセもありません。炭酸のシュワシュワのおかげで鼻を抜けていく香りがより強く感じられ、あと口すっきりと飲めます。こってりした料理と合わせると、脂っぽさをさっぱりと流してくれます。

次に気になったのが、まるでワインのようなオシャレなボトルに入った秋田・新政の「瑠璃(ラピス)純米」。まるでデザートワインのような、果物をかじっているような甘さがあります。独特の発酵感がなくとても飲みやすいので、日本酒ビギナーの方でもぐいぐいいけそう。

さて、ここからはダイジェスト(写真)で一気にご紹介していきますよ!





ウイスキーでおなじみの竹鶴だけど、日本酒もおいしい
●今回の記録→3時間20分でグラス9杯空けた
飲み始めたのが19時30分、お店を後にしたのが22時50分。この3時間20分のあいだに、日本酒を90mlグラスで9杯(=9銘柄)と、スパークリングボトル1本が空きました(ただしボトルは2名で飲んだのでカウント外)。つまり、22分に1杯飲んでいた計算に。なかなかの記録じゃない?取材とはいえ、元が取れたどころかお店の赤字が心配になるレベルにエンジョイしてしまったことに少し胸がざわつきます…。

実際にチャレンジしてみてわかったことですが、できるだけたくさんの銘柄を制覇したいなら90mlグラスまたはおちょこで1杯ずつ注文するのが得策。もちろん徳利(1合)でも注文できるのですが、いろんな種類を飲んでみたい人にはグラスかおちょこが断然オススメです。この技を使えば、たとえば“磨き”の割合が違う「獺祭」を飲み比べることだって可能。

また、料理のおいしさがお酒を飲む手を止まらなくしていたことも事実。おだしが染みたほっくほくの大根や、ふわっふわに煮込まれた鶏肉、ぷりっぷりのお刺身…などなど、日本人が思わずほっとする、やさしい和の味わいが日本酒に合わないはずありませんよね。自分が選んだ銘柄のお酒に合う料理を模索するのもまた楽しい時間です。



(※料理の内容は変更される場合があります)
●売り切れた銘柄は別のものに差し替え
もしお酒が売り切れてしまった場合は、別の銘柄に差し替えられるそうです。が、「お酒のランクが下がることはない」とのこと。同じように希少なもの、人気のもの、もしくは以前よりもさらに価値の高いお酒になる可能性もあるのだとか。うむ、お店がそういうなら信じましょう!
1月以降の予約は今も随時受付中。新年会の候補店として検討してみるのもいいかも?店舗所在地は、東京都新宿区神楽坂2-10。営業時間はランチタイム11時30分~14時、ディナータイム17時~23時30分。日本酒飲み放題の価格は一人2,800円(税・お通し代400円別)です。