名古屋発の喫茶店チェーン「コメダ珈琲店」。12月1日、モーニングメニューがリニューアルされ、「選べるモーニング」が始まりました。さらに14日には、小倉あんを入れたコーヒー「小豆小町(あずきこまち)」が発売され、その斬新さが話題となっています。
どちらも気になっていた筆者(お嬢)、ふと思いつきました。「新モーニングを注文すれば、小豆小町も飲めて一石二鳥かもしれない」と。これは試してみなければ!
◆名古屋の本店に潜入
わけあって名古屋に宿泊していた筆者は、ホテルから徒歩20分ほどの本店(名古屋市瑞穂区)を訪れてみました。開店時刻の6時30分に。
ログハウスのような店がまえは“喫茶店”というオーラがにじみ出ていて落ち着きます。店内には、すでに10人弱のお客さんがいてビックリ。
◆「Cセット」を注文しよう
同店のモーニングは、好きなドリンクに無料で“トーストと一品”がついてくるというもの。「選べるモーニング」では、従来のゆで卵に加え、「手作りたまごペースト」「名古屋名物おぐらあん」も選べるようになりました。
小倉あんのセットは「Cセット」。これと、定番のブレンドコーヒーを注文します。
まずはトーストに小倉あんを塗り塗り。バターの塩気とあんこの甘さって、絶妙に合うんだよなあ。“小倉トースト”が気軽にモーニングで食べられるようになって嬉しい!
そういえば、トーストが厚切りなところも好き。東京に来て(筆者は兵庫県出身)、8枚切りの食パンが本当に売っていることに衝撃を受けたのはいつだったか…。
◆例のブツを作ってみる
いよいよ、小倉あん入りコーヒー、すなわち“小倉小町もどき”を試してみましょう。先ほど、トーストに塗りきらずに少し残しておいたあんこを、コーヒーに投入します。とはいえ筆者、4分の1ほどしか残っていないコーヒーに、スプーン半分くらいのあんこを入れるという、チキンな行動をとってしまったのですが。
さて、その味はというと。端的に表現すると砂糖入りのコーヒーでしょうか。ほんのり甘みがついていて、驚くほど違和感なく飲めます。すりつぶされたあんが溶けているためか、ほんの少しとろみがあって面白い。底に残る小豆の粒は、ぜんざいのような感覚でするっと食べられます。これは間違いなくアリ。
ちなみに、ホンモノの小豆小町は、あらかじめ小倉あんを入れた状態で提供されるもよう。おそらくバランスをみてよい塩梅に仕上げてあると思うので、筆者による“もどき”は足元にも及ばないでしょう。ただ、いきなりあんこ入りのコーヒーを注文する勇気はない、という人は、この一石二鳥ワザをこっそり試してみて。
◆初エクストリーム出社!
余談ではありますが、なぜ筆者が朝早くからコメダに繰り出したかというと。10時までに都内のオフィスに出社するには8時3分発の新幹線に乗らなければならず、ホテルの朝食が間に合わなかったのです。調べてみると、本店なら6時30分から開いているうえ、ホテルからもそこそこ近かったと。こうしてコメダ本店デビューを果たしたのでした。