
いつものワッパーと何が違うの?
プラウドワッパーは、PRIDE のイメージカラーでもある“レインボーカラー(虹色)”の包み紙にくるまれたハンバーガー。メニューボードにはカラフルな包み紙だけが掲載されており、中身については何も説明されていない。

店舗限定で販売、プラウドワッパー
「プラウドワッパーって何が入ってるの?」と尋ねる客に、店員は「わかりません」の一点張り。「ゲイバーガーってこと?」「お肉が甘いのかしら?」といった予想が飛び交う中、やっぱり気になるので...と客がプラウドワッパーを買って食べてみると...!? 続きは、以下のバーガーキング公式 YouTube 動画をご覧いただいてから解説したい。
米国バーガーキング「プラウドワッパー」
おわかりいただけただろうか?虹色のカラフルな包み紙にくるまれているが、実はこのプラウドワッパー、中身はふつうの「ワッパー」とまったく同じなのだ。そして食べ終えてから包み紙の内側を見てみると、そこには「We are all the same inside(私たちみんな中身は同じ)」の文字が...!

食べ終えるとそこには「We are all the same inside」の文字
見た目がちょっと変わっていても、中身は同じ――プラウドワッパーは、そんなメッセージが込められたハンバーガーだったのだ。客たちはこのことに気付くと、(中にはちょっとがっかりしたように見える人もいるが)「Oh My God」と胸をおさえ、さらには涙をぬぐう人も。

「外側は違うけど中は一緒ってことじゃない?」
「Oh my god!それじゃん!!」
「Oh my god!それじゃん!!」

「私、このメッセージ好きだわ」

「ハンバーガーに泣かされたのって初めて」
ちなみに筆者がこの動画の中で一番心揺さぶられたのは、「We are all the same inside」の文字を読んだまだあどけない少年が「ぼくたちみんな、同じ権利を持ってるってことだね」と話すシーン。何の変哲もないいつものハンバーガーだが、大人から子どもまで多くの人の心に届き、勇気づけ、誇りを与えたことがうかがえる。

「ぼくらはみんな同じ権利を持ってるんだ」
ちなみに米国メディア Huffington Post によると、プラウドワッパーの売上金は Burger King McLamore Foundation(バーガーキング基金)を通じ、来年から大学進学を希望する LGBT の高校生のための奨学金に充てられるそうだ。

すべての人が誇り高くありますように
※画像・動画の出典はすべて Burger King