
何を隠そう、筆者も綾鷹の“にごり”ファンのひとり。初の新フレーバーがどんな味なのか気になったので、さっそく本気出して飲み比べてみました!
◆パッケージがさわやか
綾鷹は芳醇なお茶の味を表すかのような深い緑色のパッケージに身を包んでいるのに対し、まろやか仕立てのパッケージはブルー調で、夏らしくさわやかな色合い。清涼感のあるデザインです。

奇しくも、サムライブルーを彷彿とさせる...
◆「にごりの旨み」vs「すっきり甘み」
綾鷹は「にごりの旨み」推しであるのに対し、まろやか仕立ては「甘みあるすっきりとした味わい」推し。
どちらも上林春松本店に伝わる茶師の“伝統の技”を生かした製法で作られているとのことですが、綾鷹は高い温度のお湯でじっくりと抽出されるのに対し、まろやか仕立ては低めの温度で抽出されるそう。淹れ方を変えることで、味わいも変わるんだそうです。

◆色と香りがすでに違う
グラスに注いでみると、綾鷹は少し茶色がかった濃い色なのに対し、まろやか仕立ては黄色みがかった薄いグリーン。

香りにも違いがあります。綾鷹は濃い渋みが感じられるのに対し、まろやか仕立てはほとんど渋さがなく、むしろ少し甘みすら感じられます。
◆同じなのにちがう!ちがうのに同じ!!
綾鷹は、やわらかい苦みと奥行きのある旨みの中に、ほんのり甘みが感じられます。それだけで飲んでも美味しいし、食事の味も邪魔しないのでついリピートしちゃうんですよね。
一方まろやか仕立てを飲んでみると、オリジナルよりもみずみずしくて後味もスッキリ!お茶の渋さよりも甘みが強く感じられ、口あたりがまろやかです。綾鷹は一口一口ゆっくり飲んで余韻を楽しみたいのに対し、まろやか仕立ては冷やしてゴクゴク飲みたいさわやかさ!

まろやか仕立てはライトな味に仕上がってる
同じなのにちがう。ちがうのに、同じ。綾鷹のもつ旨みを生かしつつ、全く新しい味わいに仕上げられたまろやか仕立て。綾鷹が古き良き時代のロックンロールなら、まろやか仕立てはそこにある種のエレメンツ(要素)が加わり生まれたニューウェイヴ...!

以上、いち綾鷹ファンによる(主観も含めた)分析でした。「あ、そうなんだ。ふーん」と思っていただければ幸いです...ハイ。みんなも飲んでみてね!