吉幾三さんがオープニングを歌っていた頃の「ゲゲゲの鬼太郎」から「墓場鬼太郎」まで、妖怪アニメで育ったといっても過言ではない筆者。そんな筆者にとってまさにサンクチュアリ(聖地)ともいえる水木しげるロードを訪れたところ、奇妙で楽しい妖怪グルメにたくさん出会えたのでご紹介します!
●昨年20周年を迎えた「水木しげるロード」へ
水木しげるロードのある境港市までは、米子駅から JR 境線で50分、米子空港駅からだと15分ほど。「鬼太郎列車」とも呼ばれる車体のデザインは現在6種類あり、内装や車内アナウンスまでゲゲゲファミリー仕様です。
境港駅を降りるとそこからはもう水木しげるロード。駅から本町アーケードまで約800mの間に、ゲゲゲの鬼太郎のキャラクターや日本各地の妖怪の銅像などおよそ150体のオブジェが設置されており、たくさんのお土産屋さんや記念館などが並びます。
●お腹が空いたら妖怪を食べよう
さっそく散策開始。前半、まず気になったのは1枚500円の「一反もめん焼き」。オーダーするとその場で焼いてくれます。何でできてるのかな?なんて野暮なことは考えず、一反もめんが焼かれるのをじっと待つこと数分。
一反もめん焼きの正体はイカ焼き。港町というだけあってぷりぷりジューシーなイカと甘辛だれが最高でした。ちなみに1枚1枚店員さんが手で切り抜いているそうですよ。
ロードの中盤にあるのはガイドブックでもおなじみの「神戸ベーカリー 水木しげるロード店」。こちらではなんと、鬼太郎やねずみ男など人気のキャラクターたちのパンを買うことができちゃいます!
キャラクターパンは全7種類。各200円前後です。今回は3種類を購入し、おしゃれな手提げバッグ(50円)に入れてみました。
チョコレート味の鬼太郎にはカスタードとマロンペーストが、ねずみ男にもぎっしりカスタードが詰まっています。一反もめんはバターリッチなパイでした。かわいすぎてその場で食べるのがもったいないので、お土産や翌朝の朝食にいいかも~!
●遊べる妖菓で記念撮影を
本町アーケードにさしかかるとロードも終盤。妖怪研究所という怪しい名前のお店で目が合ったのは…
うっひょー!眼球の透明感が超リアルな目玉おやじ!棒に刺さった食べ歩き用(1本350円)を購入すると、「写真で遊んでみてね」と店員さん。食べる前にカメラで色々と遊べるみたいです。
ちなみにこちらの正体は、栗入りのこしあんが詰まったねりきり。上品な甘さで歩き疲れたからだを癒してくれますよ。
●お土産には、ちょっと重いけど断然コレ!
アーケードの途中を左に曲がると、「ゲゲゲの妖怪楽園」というプチ・テーマパークがあります。こちらには遊具や休憩所があり、ショッピングや軽食も楽しめます。
この場所限定のグッズやおみやげも販売されており、イチオシはこの「妖怪おでん缶」(401円)。色々なパッケージデザインがあるので迷います。
おでんは野菜スープ味がしっかりと染みていて、おかずやおつまみにピッタリ。うずら、ちくわ、黒はんぺんまで入ってなかなか豪勢です。思わず“ニヤッ”としてしまうので、サプライズお土産におススメ。
●妖怪と出会えて、妖怪が食べられる街でした
なお、今回紹介したものは水木しげるロードで食べられるほんの一部。のんびり歩きながらぜひ色々と探してみてください。筆者もまだ見ぬ美味な妖怪を求めて、またいつか訪れたいと思います!
※価格は全て税込表記