
アボカドバーガーといえば、「KUA AINA(クアアイナ)」など海外発祥のグルメバーガー店を中心に販売されている印象が強い。マクドナルドでは、2012年に発売された「ビバリーヒルズバーガー」にアボカドソースが初めて使われ、2013年7月に1日限定で販売された高級バーガー「ルビースパーク」にはアボカドフィリングがサンドされていた。
今回発売されたアボカドバーガーには、角切りのアボカドがゴロゴロと入っているらしい。しかもビーフだけでなく、チキン、えびと3種用意されている。
えん食べ編集部では、「アボカドが大好き」と公言するスタッフ3人で、3種のバーガーを試食。独断と偏見でオススメランキングをつけてみた。

◆1位:ビーフ
オススメ1位は「アボカドビーフ」。ビーフパティと香ばしいベーコン2枚、チェダーチーズ、オニオンスライス、わさびソースが、もちもち食感のチャバタでサンドされたものだ。


評価のポイントは、各素材のバランスがよいこと。アボカドとビーフがよく合い、オニオンスライスが食感のアクセントになっている。またわさびソースは、ツンとしながらもさっぱりとしていてアボカドによく合うのだ。素材それぞれの味わいをしっかりと感じつつも、組み合わせの絶妙なバランスが楽しめる。「これはリピートしたい」と好評だった。
ちなみに、今回使われている新顔バンズ「チャバタ」は、イタリアで生まれた四角いパン。イタリア語で「スリッパ」が語源だという。水分をたっぷりと含んでおり、しっとり・もっちりした独特の食感が特徴で、素材のうまみが広がるシンプルなパンだ。

いつものマックのバンズより素朴な味わいで、具材の味を邪魔しない。ベーカリーで食べるバーガーのような、少しリッチな味が楽しめる。肉との相性がよいので、食べる際にはチャバタにも注目してほしい。
◆2位:えび
定番ともいえる組み合わせ、「アボカドえび」が2位に。えびかつとアボカドがチャバタでサンドしてある。特徴は、チリペッパー、コリアンダーリーフ、ブラックペッパーなど7種類のスパイスをブレンドした「コブサラダソース」だ。


◆3位:チキン
残る「アボカドチキン」は、フライドチキンとチェダーチーズが、アボカド、コブサラダソースとともにサンドされたもの。


日本の店舗では大人気のチキンだが、アボカドバーガーの中では3位だった。えび以上に、アボカドの味がチキンに負けてしまうというのが理由だ。
ただ、チキンとコブサラダソース、チキンとチャバタの相性はとても良い。これにレタスのシャキシャキ食感が加わったら…と、いらぬ想像をしてしまった。「チキンクリスプ」のチャバタ版のような形で商品化してほしい。マクドナルドさん、いかがだろうか。
なお、気になるカロリーだが、マクドナルド公式ページによると、「ビーフ」が470kcal、「えび」が472kcal、「チキン」が543kcal。アボカドが入っている分、やや高めではある。しかし、アボカドに含まれる脂肪分は、血液をサラサラにするといった効果が期待できる「不飽和脂肪酸」なので、そこまで気にしなくていいかもしれない。
◆上には上があった
と、ここで、もうひとつ気になっていた新商品がある。同じく17日に発売された、マックナゲットの新ソース「トマト&ハーブソース」だ。トマトペーストをベースに、オレガノやバジルなど、複数のハーブを効かせてあるらしい。

この新ソースがとても美味しかった。ケチャップではなくトマトの味がしっかりと感じられ、ハーブがたっぷり入っているので香りがいい。「これは女性が好きそう」と、なんとバーガー3種を上回る評価だった。

このほか、17日にはカラフルなドリンク「マックフローロ/マックフィズ」の新フレーバーが発売され、18日からは「ミートソースバーガー」が販売されるなど、ゴールデンウィーク(GW)に向けた新商品が登場する。ある意味マクドナルドらしからぬ新商品たちを、試してみるのもいいかもしれない。