東中野と言えば、テレビ東京のバラエティ番組「モヤモヤさまぁ〜ず2」の第2回と第3回で取り上げられ、「北新宿、北池袋につぐモヤモヤした街」として有名だ。お笑い芸人の芋洗坂係長やいとうあさこさんが最近まで住んでいたことでも知られている。

だが、駅の南側に目をやれば、そこは高級住宅地がならぶ土地という一面も持っている。

「DROP's Sweet Laboratory」は、そんな東中野にある高級なケーキ屋さん。販売されているスイーツの値段を見ると、東中野が実は高級住宅地だということを実感できる。

中でも驚くのは土日限定で販売されている「生乳ソフトクリーム」。価格は、なんと1カップ2,000円。5人家族用に5カップ買えば、会計は合計で1万円となる。日本で唯一加熱をしないで飲める生乳「想いやり生乳」を使った特別なソフトクリームということでこの価格になったそうだ。ほとんど砂糖を使っていないため、普通のソフトクリームと比べてカロリーは3分の1だという。

1つ2,000円のソフトクリームが食べられる、東中野の「DROP's Sweet Laboratory」
1つ2,000円のソフトクリームが食べられる、東中野の「DROP's Sweet Laboratory」
                           生乳ソフトクリーム

2,000円のソフトクリームであれば、さぞや濃厚、、、と思うかもしれないが、実際にはとてもあっさりしている。

牛乳が苦手という人も、ソフトクリームなら食べられるという場合がある。冷たくすることで、牛乳が苦手な人が気にする匂いがあまり感じられなくなるためだ。だが、「想いやり生乳」は、もともとそういった匂いのない生乳。そういう意味では、ソフトクリームにするメリットがあるのかはちょっと疑問ではある。人によっては、味が薄すぎると感じてがっかりしてしまうかもしれない。このおいしさを理解するには、ちょっと時間がかかるとも言える。でも、おいしい。

「想いやり生乳」を使った商品としては、他に「生乳プリン」もある。こちらは、1つ900円と、若干お手頃になっている。ソフトクリームもプリンも、どちらも本物の味がする。

生乳プリン
生乳プリン
                           「生乳プリン」

このプリン、友だちのお宅を訪問するときなどに持参すると、会話がとても盛り上がる。「この一口がXXX円なの!」といった具合だ。しかも、味も良い。ソフトクリームよりは、万人向けのわかりやすい味になっている。

このお店は、ケーキ屋さんなのに、どういうわけか平日は朝4時まで営業している。夜中に目が覚めて、どうしてもケーキが食べたくなったときには、この店がお勧め。

DROP's Sweet Laboratory の店舗。ほんとに深夜でも開いてます