ナイフやフォークで食べる朝マックとは、どんなメニューなのか。店舗で確かめてみた。

今回発売されたのは、ソーセージパティ、イングリッシュマフィン、ハッシュポテト、ふわふわのスクランブルエッグがセットになった「ビッグ ブレックファスト」(単品399円~)と、これにホットケーキ3枚が加わった「ビッグ ブレックファスト デラックス」(単品599円~)の2種。どうせ食べるなら豪華にいこうと、「デラックス」を注文した。筆者が訪れた都内の店舗では、ドリンク M サイズとセットで699円だった。
受け取ったトレーを見てみると、面積の半分を占めるのはフタつきの大きなプレート。あとはハッシュポテトとメープルシロップ、バター、ストロベリージャム、塩と胡椒だ。フォークとナイフもついている。


さっそくプレートのフタを開けてみよう。あらわれたのは、直径10cm 以上ある大きめのホットケーキとマフィン、スクランブルエッグののったパティだ。とても“ブレックファスト”な香りがする。


なんといっても目を引くのが、“フワッとトロッと”を追求したというスクランブルエッグ。たまご1.5個分くらいありそうなボリュームで、ツヤツヤと光っている。ほどよく崩してあるスクランブルエッグのようなふわふわ感はなかったが、トロッと食感が意外とおいしかった。

ソーセージパティは、ポークを使ったいつものパティ。マフィンも朝マックでおなじみのもののようである。
商品説明によると、付属のストロベリージャムをマフィンにつけて食べるらしい。家では見かけるが、飲食店ではマフィン+ジャムは珍しいかもしれない。マフィンがカリカリに焼き上げられているので、なかなかおいしかった。

うすうす勘づいていたが、このメニュー、バーガーの中身を別々に盛り付けたものとも言える。ハンバーガーだと考えると、ナイフとフォークで食べるのは新鮮だ。そして食べにくい。ナイフがうまく使えないのだ。スクランブルエッグやパティもフォークで切れるので、ナイフは無理に使わない方が良いかもしれない。
試行錯誤の結果、サンドして食べるのが効率的だという結論に至った。ハッシュポテトも一緒にはさむと、うまく塩気がプラスされておいしいぞ。


そしてホットケーキには、バターとメープルシロップをたっぷりかけていただこう。ふわふわ食感で甘すぎない生地は、朝ごはんに嬉しい。個人的にはジャムを付けて食べるのがオススメ。しかし、デザートにするには重い!無難に、ホットケーキがついていない方にしておけばよかったかも…と少し後悔した。さらっと完食してしまったが。

さて、振り返ってみると、ハンバーガー1個分にホットケーキ3枚と、朝から食べるにはかなり重たい内容だった。海外の人は本当に朝からこの量を食べるのか!?と、米国マクドナルドの Web サイトを確認してみたところ、本当にあった。こちらは、マフィンではなくバターミルクビスケットがついているようだ。さすがアメリカ。

新メニュー“ワンプレート朝マック”は、ササッと食べたい平日には向かないが、休日など“デラックス”なモーニングタイムを過ごしたいときには良いかもしれない。摂取カロリーは…考えないことにしよう。
