ポップコーンブームの火付け役にもなった原宿「ギャレット」で、かつて1時間待ったえん食べ編集部。ようやく暖かくなってきたし、また食べたいなぁ…と思うのですが、筆者は花粉症なのでこの時期外で並ぶのはちょっとしんどいのです。
そこで、そのギャレットと同時期にオープンし、負けず劣らずの人気店として紹介されることの多い「HillValley(ヒルバレー)」に行ってみることに。なんでもこちら、平日なら並ばずに入手できるらしいですよ!

■「グルメポップコーン」を名乗れるのはヒルバレーだけ!?
日本にあるポップコーン店は海外からの出店が多い中、ヒルバレーは目黒区の中目黒本店が第1号店。しかもこちらは、「グルメポップコーン」の商標まで取っているとか。ふむ、まさに“満を持して”の出店という感じですね。オープンから少々遅くなりましたが、そのグルメの称号、我々の舌でも味わってみようと思います!
今回訪れた本店は、中目黒駅近くの「ライフ」の角を曲がり、そのまま路地をまっすぐ進んだ住宅街にひっそりとあります。駅から3分くらいでしょうか。途中、お店の紙袋を持った人と2人ほどすれ違いました。


平日のお昼でしたが、お店の前には行列もなく、筆者が入ったあとに1人来店したくらい。とってもスムーズに買えました!
メニューは、「プレーン&ソルト」「ゴールドキャラメルミックス」「シカゴチーズ」の3種類と、キャラメルとチーズを混ぜた「ヒルバレーミックス」の計4種類。ガラス張りの明るいお店にはケースだけが並んでいて、その場で量って詰めてくれます。

筆者は店員さんオススメのヒルバレーミックスをチョイス。容器は紙袋またはロゴ入り缶、それぞれ3サイズから選べます。ポップコーンのほかドリップコーヒー(300円)も販売されていて、両方購入すると2階のフリースペースも使えるようです。
■伊達に“グルメ”と称してないぜ!
ともあれ、編集部のみんなが待っているので急いで持ち帰り、おまちかねの試食タ~イム!ピンクと水色のポップなパッケージはおみやげにも重宝しそう。みんなで食べられるたっぷり M サイズ(980円)にしましたが、ちょっと多かったかな…?


大粒のポップコーンは、コロンと丸いマッシュルーム型。ちなみによく目にする花のように弾けたポップコーンはバタフライ型というそうですよ。

ゴールドキャラメルミックスは、この丸いコーンにキャラメルが厚くコーティングされ、ザクザクとした歯ごたえが楽しい。ややビターな味付けで、香ばしいキャラメルの風味とコクがしっかりと感じられます。ん~このキャラメル、もはやポップコーンにしておくのはもったいない…!

リーフレットを見てみると、キャラメルには100%天然のブラウンシュガーとカルピス社の無塩バターが使用されているそう。カルピスバターは通常の倍くらいのお値段ですが、一流シェフや専門家も認める絶品バター。筆者もここぞという時に使っていますが、風味と香りがびっくりするほど変わるのでオススメです。
…おっと、話がそれました。続いてシカゴチーズをパクリ。溶かしたチェダーチーズがまぶされているものの、チーズ臭さはほとんどなく風味を感じる程度。でも塩味がしっかりと効いています。口の中でサクッと弾けて、ふわふわとした軽い食感です。

この2種類を交互に食べて、甘い、しょっぱい、甘い…を繰り返すもよし、2個一緒にほおばって絶妙な甘じょっぱさを楽しむも良し…とかなんとかやってるうちに見事に止まらなくなります!
■空気で爆裂!ヘルシーなエアーポップコーン
こちらのポップコーンはオイルを使わず熱風だけで爆裂させる「エアーポップコーン」なので、油っこさもなくヘルシーなスナックフードとのこと。店員さんによると、一度に食べきれなくてもそのままで2、3日持つそうです(乾燥剤が入ってます)。確かに次の日もカリッとした食感のままでした。

■編集部でまさかの100%支持率キター!
ギャレットは濃厚でまさに“アメリカン”なインパクトがあるのに対して、ヒルバレーは飽きずにずっと食べられる印象。素材へのこだわりもしっかりと感じられます。えん食べ編集部でも「軽くて全然しつこくない」「日本人向けの味」と満場一致で絶賛されていたので、ポップコーン好きな方は一度食べ比べてみると面白いかと思います!なお、中目黒店はこれから桜の時期にかけ混雑する可能性もございますのであしからず。