魚ばっかりのハンバーガーとかどう?

自分だけのオリジナルバーガーを作れ!
自分だけのオリジナルバーガーを作れ!

自分だけのオリジナルバーガーを作って楽しめるイベント「ハンバーガーストリート」が、玉造(大阪・天王寺区)駅前で行われています。オリジナルバーガーなんて、欲張りなえん食べ編集部にピッタリ!オリジナルバーガーの妄想を膨らませながら、大阪へ向かいました。


玉造駅に到着!
玉造駅に到着!

玉造は、真田幸村ゆかりの地域。2014年・2015年には、幸村が大活躍した「大坂の陣」から400年を迎えるのを記念し、さまざまなイベントが予定されているそうです。今回の企画もその一環。「玉造 幸村ロード」と名付けられた、駅から日之出通商店街へ伸びる小さな細い通りが舞台となっています。

オリジナルバーガーを作るには、「バンズマーク」のある店でバンズを購入し、数字の書かれた店で具材をはさんでもらうそう。さっそく入り口に置いてあるマップを手に取り、幸村ロードを散策します。といっても全長100m ほどと短いので、すぐに往復できてしまうようです。

ふむふむ
ふむふむ

一歩足を踏み入れると、真田家の家紋『六文銭』をあしらった真っ赤なのぼりが立っており、真田家の家臣『真田十勇士』の看板もあちこちに。この看板が、ハンバーガーの材料を買える店の目印だそうです。十勇士にちなんで、10店舗が参加しているみたい。それでは、それぞれの店を見ていきましょう。

これが目印のよう
これが目印のよう

入り口でジューシーな香りを放っているのは、カフェ・バー「B cafe」。鉄板の上で、三重県産さくらポークを使ったビッグサイズのハンバーグ(400円)が焼き上げられています。

いい匂いの原因はコイツだ!
いい匂いの原因はコイツだ!

その向かいにあるお好み焼き店「風月 風の街」は、シークレットでした。きっと、関西魂たっぷりのあの粉もんだと思うのですが、どうなんでしょう…。気になる!

B cafe の隣にある老舗海鮮居酒屋「大枡」は、魚がメインのもよう。「赤天」「ブリ照り」「焼き〆サバ」が各380円で販売されています。バンズがついたバーガーバージョンも各500円で買えるようです。店頭では、ちょうどブリ照りが焼かれていました。

その隣には、かぶののぼりを大きく掲げた店があります。雪村ロードの少し先で店を構える居酒屋「しぶちゃん」の出張店舗だそう。体も心も大きな大将が、かぶ尽くしのバーガー「天王寺幸村バーガー」(600円)を作ってくれます。

へい大将!
へい大将!

一歩奥にあるオシャレな居酒屋「美味」で買えるのは、「ゆず照りプルコギバーグ」(400円)。ピリ辛キムチとセットになっています。店長さん、美人だなあ。

店の前で会った男性は、さっそくプルコギバーガーにかぶりついていました。近所に住んでいて、散歩がてら買いに来たそうですよ。

キムチなしでも OK なのだそう
キムチなしでも OK なのだそう

ご近所から遊びに来たという男性。  お子さんの視線がバーガーに向いているのは気のせい…?
ご近所から遊びに来たという男性。
お子さんの視線がバーガーに向いているのは気のせい…?

この向かいにある大豆パン専門店「大豆インターナショナル」では、大豆粉を使ったバンズ(120円)が買えます。大豆粉のパンなんて初めて。どんな味がするのでしょう?

由利鎌之助が目印だ!
由利鎌之助が目印だ!

その数軒隣にあるまぐろ専門店「鮪雄市場」で販売されているのは、店でほぐした身を使った自家製「ツナタルタル」と、ゆで卵や大葉、たまねぎなどを混ぜ込んだ「鮪バーグ」(各200円)。セットだと300円と、ちょっぴりお得に。

大将は魚市場で働いていたそう
大将は魚市場で働いていたそう

そのまた数軒隣にある雑穀屋「やま元」では、「特製バンズ」が販売されています。価格は、当時の六文銭の値段にちなんで120円。店頭に居る真田十勇士のひとり「望月六郎」は、爆弾製造が得意だったそうですが、かなり弾けたキャラクター設定になっています…。

お母さんが霞んでる!
お母さんが霞んでる!

そして、雪村ロードの突き当たりにある串焼き「三代目 まさや」では、大人気のつくねと鶏ももガーリック、山芋スライスを合わせたボリュームたっぷりの「決戦前夜」(500円)が販売されているそう。これは美味しそうだ!と店へ向かったところ、この日の分は売り切れてしまったとのことでした。お願いして用意してもらった商品は、期待を裏切らない肉肉しさ。食べたい人は早めに行った方が良さそうです。

特別に盛って下さいました。美味しそう!
特別に盛って下さいました。美味しそう!

これで全9店舗を制覇。え?十勇士が一人足りないって?実は、大豆インターナショナルの隣にある「中川集文堂書店」に居るのです。食べ物は扱っていないから、看板だけ…ということみたい。

本屋やからな
本屋やからな

さて、ひととおり確認したところで、えん食べ編集部流オリジナルバーガー作りに突入します!

ヘルシーなバーガーが作りたい!と考えた筆者がチョイスしたのは、大豆のバンズ、ツナタルタル&鮪バーグ、焼き〆サバ。大豆インターナショナルでバンズを買い、鮪雄市場で具材をサンドしてもらいます。これを大枡に持って行って、焼き〆サバをサンドしてもらえば…。ヘルシーだけどボリュームたっぷりのバーガーの出来上がり!

黒っぽい大豆粉のバンズに…
黒っぽい大豆粉のバンズに…


鮪たちをサンド!
鮪たちをサンド!


焼いた〆サバをどーん!
焼いた〆サバをどーん!

 
「口に入りきらへんのちゃうか!」とお母さんに手渡されたバーガーは、ものすごく肉厚。

大豆粉のバンズは、一般的なパンよりもかなりしっかりとした食感で、噛み切るのは大変ですが、噛めば噛むほど香ばしい味が口の中に広がります。ツナタルタルのふわりとした食感、鮪バーグに入った野菜のシャキシャキとした食感に、肉厚な〆サバのジューシーさがあいまって、これまで食べたことのないバーガーに仕上がっています。〆サバ酢の香りがアクセントになってさっぱりと食べられます。ペロリと完食してしまいました。

さっぱりしていて、うんまー!
さっぱりしていて、うんまー!

ここで、タイミングを見計らったように、隣のしぶちゃんから肉の焼けるいい匂いが…!これは食べろ、ってことですよね?さっき食べたばかりだけど…ヘルシーな具材だったし気にしない!天王寺幸村バーガーも食べちゃいます。

肉が呼んでいる…
肉が呼んでいる…

使われている天王寺かぶは、強い甘みが特徴なのだそう。作る様子を見てみると、ジュワッとに焼き上げたかぶ入りパティに、かぶの実、かぶの葉、さらに大根おろしならぬ“かぶおろし”と、どんどんかぶが積み重ねられていきます。

かぶ尽くしだぞ
かぶ尽くしだぞ

食べてみると、かぶのさっぱり具合と肉のジューシーさがたまりません!おろしハンバーグをバーガーにしたイメージに近いかも。これまた油断すると何個も食べられそうなさっぱりした後味です。“ごちそうさん”でした!

美味しかった…!
美味しかった…!

玉造ハンバーガーストリートは、3月31日までの土・日・祝日限定で実施中。11時30分頃から始まり、14時半頃まで各店舗で具材を購入できます。

「初めてのイベントなので、反省会をしながらどんどん変えていきます」と気合いたっぷりのお父さんたち。新たな具材の販売にも積極的です。筆者も、「肉や魚はいっぱいあるから、野菜や惣菜があったら嬉しいですね」とリクエストしてきました。噛みごたえある大豆のバンズに、きんぴらとか合うと思うんだけどなぁ。

ちょっと昼食にでも、“幸村めぐり”の途中にでも、ここにしかないオリジナルバーガーを作ってみてはいかがでしょう。気さくな店員さんとのやり取りも楽しんで!