筆者は、ふと思う。この都会の喧騒を抜け出し、どこか遠く、しがらみのない場所で、気楽に穏やかな時間(とき)を過ごしたい。
そんな折、恵比寿にジャマイカ料理が食べられるお店があるとの情報を入手した。ジャマイカ...レゲエ...ラヴ&ピース!!
ということで、さっそく行ってみることにした。
■ジャマイカってどんな国?
ジャマイカとは、中南米に位置する島国。国土は11,424平方キロメートルで、秋田県とほぼ同じ大きさだそう(出典:外務省)。
そしてやっぱりジャマイカといえば、レゲエ。陽気でおおらかなイメージの国だが、ジャマイカ料理とはいったいどんなものなのか?
■ジャマイカ料理屋「AALAWI(アラウィ)」
JR 恵比寿駅東口から広尾方面へ歩くこと10分弱。韓国料理やイタリアンなど、各国料理屋がひしめき合う激戦区「新橋グルメ通り」沿いに、ジャマイカ料理屋「AALAWI(アラウィ)」を発見!
■店内はラテン一色
店の中に入ると、まさにラテン一色!BGM に流れているのはもちろんレゲエ。壁には、ジャマイカの国旗や写真が所狭しと飾られている。
■まずはカウンターで注文
AALAWI は、席に着く前にカウンターで注文と会計を済ませる先払い制となっている。
ランチタイムのメインメニューは、ランチプレート。「チキン」か「ポーク」、両方が入った「ミックス」の3種の中から、筆者は「ミックス」をオーダー。鶏も豚も食べたいんだ!
支払いを済ませたら、席に着く。座席はテーブルとカウンターがあり、お一人様の筆者はカウンター席に着いた。
ふと見ると、カウンター横にはジャマイカシンガーたちのフライヤーや写真がサイン付きで飾られている。レゲエファンは必見だ!
■ジャマイカンプレートが到着
程なくして、ランチプレート「ミックス」が運ばれてきた。プレートがテーブルに置かれたときの「ずしんっ」という音で、かなりのボリュームであることがうかがえる。
プレートには、ライス、直火焼きチキンとポーク、トマトとキャベツのコールスローサラダ、ポテトチップス、そしてお口直しのオレンジがのっている。
店主さん「チリソースとケチャップをかけてどうぞ」とのことなので、辛い物好きの筆者はチリソースをかけて食べてみることに。
ポークはスモーキーで、コリコリと噛みごたえもある。噛むほどに旨みと程よい脂がにじみ出てきて、思わず顔がほころぶ。
チキンは骨付きなので、スプーンとフォークを使ってほぐして食べる。もちろん、手づかみでいっても良い。香ばしいチキンは身が繊細で柔らかく、とてもジューシーだ。
さらにチリソースが効いて、両肉の旨みを引き立てる。こ れ は う ま い !!!
ライスは国産米と比べて長細く、ジャマイカ米なのかもしれない。赤茶色いマメが入っているこのライス、どうやら現地ジャマイカでも主食として食べられているものらしい。量はお茶碗2杯分くらいあったのだが、パラパラっとした軽いご飯なので、気づいたらペロリと平らげてしまっていた。
ちなみに、ライスと肉をごちゃ混ぜにして、チリソースとケチャップをかけて食べるのが筆者のオススメだ。
サイドディッシュの薄揚げポテトは、パリッとサクッと軽い食感。しっかり芋の味で、チリソースでホットになった口の中をやさしく中和してくれる。
がっつり胃袋を満たしたら、ジンジャエールを飲みながらレゲエに浸る。時間がゆったりと流れていく。ジャマイカのおいしい食べ物と心地よい音楽が、のんびりやろうよ、そんな風に語りかけてくれているかのようだ。今日からまた、頑張れそうな気がする。