米国のアーティスト Matthew J Mahoney 氏が、等身大の「ダースベイダー」を制作したそうだ。海外メディア That's Nerdalicious が伝えている。

だがこの「ダースベイダー」、よく見ると何かがおかしい。実はこれ、バナナの皮で作ったアート作品なのだ!


 においとか大丈夫なのかな...  (出典:Matthew J Mahoney 氏 Web サイト)
においとか大丈夫なのかな...
(出典:Matthew J Mahoney 氏 Web サイト)

材料として使われているのは、ダースベイダー型に切り抜かれた厚紙、ベニヤ板、ねじ、そして、熟しすぎて真っ黒になってしまったバナナの皮。この真っ黒のバナナの皮を一枚ずつ型に貼り付けていくわけだが、同氏によると、合成接着剤などではなく、バナナの皮それ自体の粘着力を使ったのだとか。

バナナの皮、捨てる前に、再利用  (出典:Matthew J Mahoney 氏 Web サイト)
バナナの皮、捨てる前に、再利用
(出典:Matthew J Mahoney 氏 Web サイト)

この作品、よーく見るとおわかりいただけると思うが、目や口元など、顔の細部にわたってバナナの皮で表現されており、非常に繊細な作業を要したであろうことがうかがえる。さらに全身を見渡すと、腕や足の部分などはダースベイダーの筋肉の隆起に沿ってバナナの皮が置かれているように見えなくもない。

ぽつぽつ青いのはバナナのシール  (出典:Matthew J Mahoney 氏 Web サイト)
ぽつぽつ青いのはバナナのシール
(出典:Matthew J Mahoney 氏 Web サイト)

バナナの皮を使って何かを作りたかったのか、はたまたダースベイダーを作るための素材を探していてバナナに行き当たったのか。何はともあれ、岡本太郎先生の「芸術は爆発だ」という言葉を思い出した筆者であった。