ここ数日で、東京は一気に冷え込んだ気がします。こう寒い日が続くと、辛いものでも食べて胃袋から温まりたくなりますよね。

ところで、“世界一辛い料理” ってどこの国の料理かご存知ですか?インドやエチオピアなど、スパイスを多く使う国がよく挙げられますが、実は「ブータン料理」が世界で一番辛いという噂があるとか、ないとか。

これまで数々の辛いものに挑戦しては汗と涙を流してきた我々が、世界一辛いと噂される料理を食べぬわけにはいくまい!ということで、辛いもの好きを代表してさっそく「ブータン料理」を食べに行ってきましたよ!

まさか、あんなことになるとは...ね...
まさか、あんなことになるとは...ね...

■ブータンってどんな国?

ブータン王国とは、南アジアに位置する国。国土面積は約38,394平方キロメートルで、九州とほぼ同じ大きさです。人口は約72万人で、公用語はゾンカ語(出典:外務省)。

ブータンはこのへん
ブータンはこのへん

また、ウィキペディア情報によると、ブータンは日本と気候がよく似ていて農業が盛んなのだそう。主食には米が食べられていて、唐辛子が常食にされているのだとか。なるほど、世界一の辛さを噂される理由は「唐辛子」にあったのか。これは期待できそうです!

■ブータン料理屋「ガテモタブン」に到着

東京都内でブータン料理が食べられるレストランは、代々木上原にある「ガテモタブン」。代々木上原駅から徒歩5分、坂道をのぼった先にあります。

ここからまっすぐ坂をのぼっていきます
ここからまっすぐ坂をのぼっていきます

赤い壁に、青い屋根。2色づかいがかわいらしい外観に、カラフルなブータンの飾りがお出迎えです。

入口がかわいーい!
入口がかわいーい!

中に入ってみると、ブータン国王と思われる方の写真やブータンに関する書籍、壁飾りなど、異国情緒あふれるブータングッズがたくさん!テーブルや椅子はすべて木製です。テーブルは全部で5つあり、13人ほど入れるようです。

ほっこりとした家庭的な雰囲気の店内
ほっこりとした家庭的な雰囲気の店内

BGM には、ブータンのラジオ(?)が流れています。内容は全くわかりませんが、ブータン的な雰囲気は満載です。

...と、早くもキッチン方面からスパイシーな香りが...!くっ、食欲をそそるじゃないか!唐辛子かな?それともパクチーかな?

■ブータンの代表料理を注文

ランチメニューの中から、ブータンの代表料理という「パクシャパランチ」と、「モモ」という蒸し餃子を注文してみました。

ランチは A から C まで用意されています。ランチビールもある!
ランチは A から C まで用意されています。ランチビールもある!

食前に店員さんが差し出してくれたのは、お水ではなく冷たいお茶。甜茶のようなほろ苦さと甘みがあって、おいしいです。

■ブータン料理を食べてみる

注文から約10分後、「パクシャパランチ」と「モモ」が登場!お皿からおはし、スプーンに至るまで全て木製です。かわいい!乙女心をくすぐります!

女子は素朴な木製の食器が大好き
女子は素朴な木製の食器が大好き

ごはんとサラダ、スープが、メインのブータン料理「パクシャパ」を囲んでいます。

「パクシャパ」とは、豚ばら肉、大根、唐辛子の炒め煮。ブータンの代表料理のひとつということで、期待が高まります。

非常に赤い見た目
非常に赤い見た目

...えーと、巨大な唐辛子が何食わぬ顔をしてそこにいますね。普通、唐辛子ってもっと細かく刻まれたものが使われることが多いと思うのですが、それに比べてこの大胆さ!存在感たっぷりの赤唐辛子が、柔らかく炒め煮込まれた玉ねぎ、大根、豚ばら肉とあえられています。辛い!予想はしてたけど、これものすごく辛い!!

さあ、わたしを食べてごらん...
さあ、わたしを食べてごらん...

ちなみに、ごはんは自由におかわりできるのだそう。確かに、これだけ辛いとごはん2杯くらいは必要かも...。

やさしい味の野菜スープと、フレッシュな生野菜サラダが口の中を中和してくれます。が、それにしても辛い!ブータンの本気を感じます。外の気温は15度ですが、筆者は汗をかいています。でも、辛いもの好きの日本人を代表して来ているのだから負けるわけにはいかない。それに何より、激辛だけどクセになるほどおいしいのです!

口の中が火を噴いているけど、ここで立ち止まるわけにはいかないんだ!続いて「モモ」を食べてみます。

ほっくほくです、ほっくほく
ほっくほくです、ほっくほく

「モモ」は、ブータン風の蒸し餃子。形は日本で食べる餃子と似ていますが、皮はより厚く、モチモチしています。噛むと肉汁がじゅんわりとあふれ出てくるジューシーさ。「モモ」自体は辛くありません。横に添えてある “唐辛子ペースト” をつけて食べるのがブータン式のよう。このペーストがかなり辛いので、ご注意を。

ちなみに「ガテモタブン」の料理は、これでも日本人の口に合わせて辛さを抑えているのだとか。ということは、本場ブータンに住む人たちはどれだけ辛いものを食べているんだろう...想像を絶します。

■ランチは13時には満席、ディナーも営業中

筆者が訪れたのはランチタイムが始まる12時。その時点では一番乗りだったのですが、続々とお客さんが来店し、13時頃には満席になりました。ランチを食べに行きたい人は、ランチタイムが始まる12時前後にはお店に到着していることをお勧めします。

「ガテモタブン」はディナータイムも営業しているので、ランチメニューとは違ったブータン料理を食べに夜訪れてもよさそうです。

ちなみに「ガテモタブン」というお店の名前は、「ガテモ」=ブータンの言葉で where(どこ・場所)、「タブン」=日本語の「たぶん」という2語から作られた造語だそうです。思わずふらりと立ち寄りたくなる、幻想的でかわいいネーミングですね。寒い冬、辛~いものが食べたくなったら、ぜひ「ガテモタブン」で激ウマ辛なブータン料理を味わってみてくださいね!

辛いものが食べたくなったら...タブン、ここ!
辛いものが食べたくなったら...タブン、ここ!