ウィキペディア情報によると、ペルー料理は先住民のインディヘナ、移民のスペイン人、中国人、イタリア人、そして日本人といったさまざまな民族の影響を受けて形成されたのだとか。ならば日本人の舌にもきっと合うはず!ということで、南米ペルー料理に挑戦してきました!

■ペルーってどんな国?
ペルー共和国は、南アメリカ西部に位置する共和制国家。国土面積は約129万平方キロメートルで、日本の約3.4倍です。言語は主にスペイン語を話しますが、約9万人の日系人の存在等もあり、日本語学習熱も高いのだそう(出典:外務省)。

それでは基本情報をおさえたところで、お店へ行ってみましょう!
■ペルー料理「アルコイリス」に到着
「アルコイリス」は、五反田駅から歩いて5分のところにあります。ビルの2階のフロア全体がお店になっていて、外観もかなり目立っています。ちなみに「アルコイリス」とは、スペイン語で「虹」を意味するそうです。


店内にはペルーの地図や置物、ナスカの地上絵の写真などが飾られていて、かなり異国な雰囲気を味わうことができます。


中にはスペイン語を話せるお客さんもいて、ペルー出身(と思われる)の美人おかみさんとスペイン語で会話をしていました。ますます異国情緒!

■ペルー料理を注文
ランチメニューの中から、おかみさんおすすめの「牛肉ポテト煮込み」を注文。この「牛肉ポテト煮込み」と「牛肉ポテトとトマト炒め」が、ランチメニューの中でもっとも有名なペルー料理とのことでした。“牛肉とポテト”という組み合わせが定番のようですね。

■ペルー料理を食す
まずは、ランチセットのスープが運ばれてきました。前回のイスラエルランチと同じ、黄色をしています。中にはキャベツ、にんじん、かぼちゃなど数種類の野菜とパスタが入っています。

野菜のだしがよくきいています。見た目は黄色くてかぼちゃスープのようですが、甘くはありません。コショウ以外は特に強いスパイスの香り等もなく、とても飲みやすいです。
続いて、メインの「牛肉ポテト煮込み」が登場!厚さ3センチほどもある牛肉に、丸ごとごろっとお皿に乗ったじゃがいも、そしてお茶碗1.5杯分くらいはありそうなライスの3点盛りプレートです。

この牛肉、分厚いのにものすごく柔らかい!口の中でほろほろと肉の繊維がほどけるようです。肉特有のくさみも少なくて、おいしい!

牛肉に添えられた茶緑色のソースには刻んだ玉ねぎが加えられていて、バジルのような香りもあります。濃厚な風味は、バターによるものでしょうか。
ライスとポテトは、どちらも和食として普段食べるごはんとじゃがいもより若干固め。でんぷん質と程よい噛みごたえで、かなりの満腹感を得ることができます。こんなにボリュームがあって、スープ付・ワンプレート850円はお得!コストパフォーマンス良すぎです。
■ペルーのデザートを食す
大満足のボリュームだったのですが、せっかくなのでペルーのスイーツも食べてみたい!と、おかみさんにお願いしてみました。
すると出てきたのは、日本の焼きプリンのようなデザート。スペイン語で「レチェ アサラ」というペルーのスイーツだそうです。

味は見た目どおり、日本人も大好きなプリンの味です。コンビニなどで売られているプリンよりも甘さは控えめ。でも、卵がしっかりと感じられる手づくりの味です。
■ボリュームたっぷり “米、イモ、肉”で大満足
ペルー料理って南米だけに、勝手にファンキーな味を想像していましたが、良い意味で裏切られました。シンプルで、ボリュームがあって、味も日本人の舌によく合います。ひそかなブームの理由がよくわかりました。
さらにキッチンからは陽気な笑い声や鼻歌がたえず聞こえてきて、とても楽しいレストランでしたよ。今回筆者が訪れたのはランチタイムでしたが、ディナータイムにはまた違ったペルー料理が多数楽しめそうです。次回はぜひペルーのビールと一緒に、ペルー料理を体験してみたいと思います。グラシアース!
