世界のおいしい食べ物をみすみす逃すなんてもったいない、各国の料理を制覇してやろうではないか!ということで、今日からえん食べ新企画発足、「世界を食べつくせ!」!!都内近郊で食べられる『世界の名・珍料理』のお店をご紹介してまいります!
記念すべき第1回目は、「イスラエル料理」に挑戦。広尾にあるイスラエル料理屋「TA - IM (タイーム)」に行って来ました!

■ イスラエルってどんな国?
イスラエルは中東に位置する国。国土面積は2.2万平方キロメートルで、日本でいう四国ほどの大きさだそうです。人口は約798万人で、複数の宗教が混在しています。ちなみに、ダイヤモンドの大規模な輸出国でもあるのだとか(出典:外務省)。

基本知識を得たところで、さっそくお店へ。
■「TA - IM (タイーム)」に到着
「TA - IM (タイーム)」は、恵比寿駅から歩いて約10分ほどのところにあります。広尾の街角にひっそりと佇んでいて、なんだかかわいらしい外観。ちなみに店名の「TA - IM (タイーム)」というのは、ヘブライ語で「おいしい」という意味だそうです。

筆者は12時頃お店に着いたのですが、カウンターとテーブル合わせて10~15人ほど入れる店内は、ほぼ満席!お客さんは外国人か、流暢な英語を話す日本人のどちらかでした。全員英語を話しているけど、大丈夫。明るくて気さくなイスラエル人(と思われる)店主さんは、日本語ペラペラです。


店内の壁には、何やらぎっしりとヘブライ文字が。まったく読めません。が、よーく見ていると...おや?こっそり芸能人のサインも...!?

■ イスラエル料理を注文してみる
数種類のランチメニューの中から、イスラエルがたっぷり詰まったランチプレート「タイームプレート」をセレクト。ピタパンはおかわりできるそうです。

■ イスラエル料理を食べてみる
注文からほどなくして、黄色いスープが運ばれてきました。

一口飲んでみました。甘しょっぱいです。たとえるなら“ココナッツ入りカレー”のようなコクがあります。中にかぼちゃ、じゃがいも、玉ねぎ、豆が入った具だくさんスープ。メイン料理の前の胃袋ウォーミングアップにぴったりです。おそらくかぼちゃスープなのですが、日本人になじみのある「かぼちゃポタージュ」とは全然味が違います。程よくスパイシーで、とても美味です。
続いて、メインのランチプレートが登場!サラダを中心に、パン、コロッケ、ポテトの炭水化物グループと、フムス、ババガヌシュ、マッブッハというペースト状のソースグループがぐるりと周りを囲んでいます。

サラダはキャベツ、ニンジンなどの野菜にゴマが加えられたもの。味付けは酸味のあるコールスロー風でした。口の中がサッパリするので、ときどき箸休めに食べると良いかも。
フライドポテトは、有機ポテトを使用しているのだそう。外側がカリッとしていて、中はとろとろ、ホックホクです!
「ファラフェル」と呼ばれるひよこ豆のコロッケは、日本のコロッケよりも固くて歯ごたえがあります。ざくざくの衣はピリ辛。中に詰まっているひよこ豆のペーストは、ほろほろっとした食感です。

「フムス」は、ひよこ豆をペースト状にしたもの。マッシュポテトのような食感ですが、さらに柔らかく、舌の上で溶けるようななめらかさです。たっぷりかけてあるオリーブオイルと混ぜて食べると、豆のコクが引き立ってさらにおいしい!
「ババガヌシュ」は、なすの蒸し焼きペースト。濃厚で、ピクルスのような酸味もあります。白くてフムスと似ているので混同しそうになりますが、こちらには細切れのナスが入っています。
「マッブッハ」は、焼きパプリカ、トマト、スパイスペーストが合わせられた赤いソース。一見すると普通のトマトソースのようですが、チリスパイスが入っているので要注意。筆者はこの辛味、大好物です。
これらの具材を、ふわふわのピタパンと一緒にいただきます。それぞれをパンの上に乗せたり、具材をごちゃ混ぜにしてパンの中に挟んだりと、食べ方はいろいろ。好きなようにアレンジして良いのだそうです。


■「ホットソース、いる?」
優しい店主さんが、お客さん一人ひとりに「ホットソース、いる?」と聞いて回ってくれます。辛党の人は、ぜひ試してみてください。もちろん筆者もいただきましたよ!

このホットソースがさらに味に刺激を与えてくれるので、箸が止まりません!これがイスラエルの味か!辛いのが得意でない方は、様子を見ながら少しずつ足していったら良いと思います。
■日本では買えない?デザート
ランチプレートには、コロンとかわいいチョコレートのプチデザートが付いてきます。

「ターキッシュ・ディライト」と呼ばれるこのチョコレートは、細かく砕いたピスタチオをゼリーに練り込み、チョコレートでコーティングしたもの。店主さんいわく、日本ではなかなか手に入らないスイーツなんだとか!?
ゼリーはモチモチ、ピスタチオはサクサクの食感。甘いミルクチョコとの相性もよくて、ピリ辛だった口の中がほんわり中和されました。
■ 総括、イスラエル料理には豆と野菜がたっぷり
イスラエル料理には、炭水化物や豆、野菜がたっぷりと使われるようです。今回筆者が食べたランチプレートには肉系のものがありませんでしたが、タンパク質は豆類で取れるのでなんともヘルシー。ベジタリアンの方や女性にも人気が出そうですね!
メニューの中にはラムやチキンを使った料理もあるようなので、野菜だけでは物足りないよという方はぜひお試しを。

住所:東京都渋谷区恵比寿1-29-16 ベルハイム 1F