東京で一番長い商店街、『戸越銀座(とごしぎんざ)商店街』。これまで数多のメディアに取り上げられていますが、その素朴さと下町情緒あふれる親しみやすい雰囲気はいつ訪れても変わりません。好きです、戸越銀座。

そんな『戸越銀座商店街』で話題に上っているのが、「戸越銀座コロッケ」。「戸越銀座コロッケ」とは、商店街を盛り上げるため、それぞれのお店が独自のレシピで作って販売しているコロッケのことです。今ではこのプロジェクトに20店舗以上のお店が参加しているのだそう。中にはユニークなコロッケも多く、おでんが入ったコロッケ、餃子と合体しちゃったコロッケ、フォアグラを詰めたコロッケなんかもあるのだとか。


個性豊かなコロッケ、気になる!高まる!ということで、さっそく商店街へちょっと変わった“おもしろコロッケ”を買いに行ってきました。

■後藤かまぼこ店の「おでんコロッケ」

まず、後藤かまぼこ店の「おでんコロッケ」を食べてみました。

コロンと可愛らしい形の「おでんコロッケ」
コロンと可愛らしい形の「おでんコロッケ」

「おでんコロッケ」は、かまぼこ屋さんが開発した「おでん」を練りこんだコロッケ。価格は1個60円と驚きの安さです。香りは普通のコロッケと変わらないようですが、その味はどうなんでしょう?

コロッケにはないはずの色、みどり、ピンクがちらほらと
コロッケにはないはずの色、みどり、ピンクがちらほらと

ほくほくのじゃがいもの中に入っているのは、細かく刻まれたおでんの具!こんぶ、大根、なると、ねりもの(かまぼこ?)の存在が確認できました。コロッケなのに、程よい歯ごたえも楽しめるという新食感。おでんのダシが効いて和風な味わいに仕上がっているので、ソースはいりません。いやはや、おでんとコロッケって合うんですね~。

■中華料理 錦華楼の「餃子コロッケ」

続いて、中華料理 錦華楼の「餃子コロッケ」を食べてみました。

これぞ中華料理屋のプライド!「餃子コロッケ」
これぞ中華料理屋のプライド!「餃子コロッケ」

「餃子コロッケ」は、中華の代表ともいえる「餃子」と「コロッケ」を合体させたもの。細長い形がどことなく餃子を彷彿とさせます。価格は1つ100円。テイクアウトの場合、4つ以上での注文となるようです。

中身は餃子の「あん」そのもの
中身は餃子の「あん」そのもの

中を開くと、豪快に溢れ出すにんにくの香りとともに餃子がお目見え!かじりついた瞬間はコロッケなのですが、すぐにニラ、にんにく、ごま油のパンチの効いた味が口の中に広がります。専用の「餃子のタレ」やモチモチ食感も手伝って、まさに餃子そのものを食べている感覚に。

ほぼ餃子です、餃子
ほぼ餃子です、餃子

これ、箸が止まらなくなります。ビールが飲みたい...!

■洋食工房 陶花の「フォアグラ・コロッケ」

最後に、洋食工房 陶花の「フォアグラ・コロッケ」を食べてみました。

コロッケというより“クロケット”なイメージ
コロッケというより“クロケット”なイメージ

「フォアグラ・コロッケ」は、コロッケの中になんと「フォアグラ」を入れてしまったという洋食屋さんのコロッケ。価格は1個300円と、他のお店と比べると少しお高めです。だって、世界3大珍味が入ってますもの!

本当にフォアグラが入ってる!
本当にフォアグラが入ってる!

中を開けると、フォアグラがごろっと入っていました!臭みはありません。

立派なフォアグラが出てきましたよ
立派なフォアグラが出てきましたよ

きめの細かい衣で、サクサクだけど柔らかい上品な口当たり。やさしいじゃがいもに濃厚なフォアグラが重なって、何ともユニークでハイカラな味を生んでいます。「なぜコロッケにフォアグラを...?」なんて野暮な疑問は抱いちゃだめ。この組み合わせ、アリですよ!

■魅力が尽きない戸越銀座商店街

今回は3店のコロッケをご紹介しましたが、戸越銀座商店街にはまだまだ他にもたくさんのお店が軒を連ねています。えん食べ編集部では、戸越銀座のさらなる魅力に迫るべく、引き続き美味しくてユニークなお店の開拓を進めてまいります!次回はご当地キャラ「銀ちゃん」にも会えるかな?

商店街をそっと見守る「銀ちゃん」  左手の青いボールを触ると、健康運がアップするとか...?
商店街をそっと見守る「銀ちゃん」
左手の青いボールを触ると、健康運がアップするとか...?