え?コンビニで店内調理のハンバーガー?しかも、肉厚ときた。これは食べてみるしかないだろう!
◆「肉厚ビーフハンバーグサンド」を買ってみよう
今回、えん食べ編集部が訪ねた都内某店舗では、店内の一角に「まちかど厨房」商品のコーナーが設けられていた。手作りのサンドイッチやおむすびの横に、「肉厚~」の商品プレートを発見!でも、肝心の商品がないぞ…?
実はこの商品、1日の販売予定数がまだ少ないそうで、発売日の22日には朝9時の時点で完売していた。編集部は、取材のために取り置きをお願いしていたのだ(ありがとうございます…!)。
スタッフに伺ったところ、調理する際は、冷凍で搬入されたビーフパティを24時間かけてゆっくり解凍し、店内で焼き上げているそう。手間ひまかけて作られているようである。
◆じっくりと見てみよう
店員さんのおかげでスムーズに「肉厚~」を入手、さっそくオフィスへ戻って中身を確認してみる。
商品は、「まちかど厨房」のロゴシールが貼られた透明のケースに入っている。型崩れしにくそうだし、バンズがつぶれてしまわないのが嬉しい。
ふたをあけてみると…“肉厚”と謳うだけあって、しっかりと厚みのある肉が見える。ハンバーグだ。さらにバンズをめくってみると、トマトソースの下から見える肉。ファストフードチェーンなどで見かけるパティとは異なり、手作りを思わせる見た目のハンバーグだ。
価格は350円。少しお高めだが、これだけ“肉肉しい”のだから納得である。中のハンバーグだけでも食べたい。
◆くらべてみよう
ここで、あることに気づいたえん食べ編集部。“コレ、モ○バーガーのやつに似てない?”
そう。ビーフパティ+野菜+トマトベースのソースというシンプルな構成と価格が、緑色の看板でおなじみの「モ○バーガー」と非常に似ているように思うのだ。思い立ったが吉日、店舗へダッシュ!「モ○バーガー」(320円)を調達してきたので、二つの商品を比べてみた。
まずは外見から。
バンズは、「肉厚~」の方が白め。ゴマつきで、丸いふくらみがあるのも特徴だ。横から見てみると、そのふくらみがよく分かる。さらに、「モ○バーガー」の厚みがパティとトマトでつくられているのに対して、「肉厚~」は、ほとんどがパティのボリューム。並べてみると、よりその“肉肉しさ”が伝わってくる。
続いて、重さを比べてみた。
全体の重さは、「肉厚~」が約 170g、「モ○バーガー」も約 170g。なんと同じだった!これには編集部もびっくり。(恐らくメーカー側も知らないだろう…。)
さらに、ビーフパティのみの重さを比べてみたところ、「肉厚~」が約 95g、「モ○バーガー」が約 56g。「肉厚~」の方が約 40g 重いことがわかった。全体の重さが同じだったことから、「肉厚~」の肉の割合がいかに大きいか伺い知れる。
最後に味比べ。「肉厚~」の方が、肉が多い分その味わいが強く、食べた後に残る印象は“肉”。一方の「モ○バーガー」は、具材たっぷりのソースとトマトの味の印象が強く、肉とのバランスが取れている印象を受けた。
ちなみに、「肉厚~」は“冷めても美味しい”こともポイント。冷めていてもハンバーグパティは柔らかく、レタスのシャキシャキ食感も楽しめる。サンドイッチのような感覚だ。「モ○バーガー」は、やはり出来立ての温かい状態が一番おいしいように思う。
◆これからのコンビニを考えてみよう
ローソンは今後、さらに「まちかど厨房」サービスに力を入れていくという。現在のところ約1,500店だが、2014年度末までに5,000店まで拡大したいとのこと。店舗ごとの客層などに合わせて、美味しくて健康・高品質な“高付加価値”を提供していくそうだ。
コンビニだと、サラダやスープ、デザートなど、豊富な商品の中から『もう一品』を選んで一緒に購入できるのも嬉しい。1つの店舗で済むので、別々の店で買うのは少し面倒だ…と思っていた人や、近くに他の店がないといった人には朗報かもしれない。
なお、「まちかど厨房」サービス実施店でも、店舗スペースや調理器具の関係で「肉厚~」を取り扱っている店舗は少ないようである。購入したい方は、事前に問い合わせの上、可能であれば取り置きをお願いしておくことをオススメする。