2013年4月、ある悲報が全国を駆け巡りました。ハーゲンダッツ・新浦安店が閉店してしまったのです。これにより、イートイン可能なハーゲンダッツの店舗は、日本国内から全て消滅。小売店やオンラインで商品は購入できても、イートインならではの限定フレーバーやアレンジメニューを楽しむことはできなくなりました。
 
とはいえ、まだ道は残されています。海外へ、そう、ハーゲンダッツのお店がある国へ行けばいいのです!「お隣」の国・韓国もその1つ。東京から飛行機に乗ること約2時間半。ソウルにある店舗を訪れました。さて、そこにはどんなアイスがあるのでしょうか。
 
和洋折衷ならぬ、「韓洋折衷」?
和洋折衷ならぬ、「韓洋折衷」?
 
今回訪れたのは、ソウルの中でもお洒落なスポットとして人気が高い三清洞にある店舗。カフェや雑貨屋が建ち並ぶ通りを進むと、メタリックな外壁が印象的なハーゲンダッツのお店に着きました。
 
メタリックな外壁がお洒落
メタリックな外壁がお洒落
 
店内は窓から光がたくさん差し込み、明るくて広々とした雰囲気。雑誌やひざ掛けも用意してあり、ゆっくり過ごすための配慮を感じます。天気の良い日には、テラス席で道行く人を眺めるのも楽しそうです。
 
明るくて広々とした店内
明るくて広々とした店内

 
寒くなくても使いたくなる、可愛いひざかけ
寒くなくても使いたくなる、可愛いひざかけ
 
気になるメニューは、英語表記もあるため安心。アイスのフレーバーは20種類あり、日本にはない味もいくつかあるようです。でも目を奪われたのは、韓国ならではのメニュー「ピンス(韓国版かき氷)」!「バニラ」「緑茶」「クラシック」「チョコ」「ベリー」と、バリエーションも豊かです。迷ったあげく、一番彩り豊かなクラシックを選びました。韓国旅行では「必食」のスイーツであるピンス。ハーゲンダッツのアイスと合わさると、どんな味わいになるのでしょうか?
 
アイスのフレーバーは20種類
アイスのフレーバーは20種類

 
バニラピンスと緑茶ピンス
バニラピンスと緑茶ピンス

 
クラシックピンスとチョコピンス
クラシックピンスとチョコピンス

 
ベリーピンス
ベリーピンス
 
待つこと10分ほどで、注文の品が運ばれてきました。大きなガラスの器に、たっぷりと盛られた氷を、ストロベリーアイス、小豆餡、バナナ、キウイ、オレンジ、おもち、 きな粉、ラズベリー、チョコレート、練乳、ラズベリーソースが覆いつくしています。このゴージャスさには、鹿児島発のかき氷「白くま」も顔負け!?さて、お味の方はどうでしょうか?
 
「白くま」もビックリのゴージャスさ!
「白くま」もビックリのゴージャスさ!
 
粗めに砕かれた氷は、口に入れると、トッピングと合わさって滑らかな舌触りに。小豆餡や練乳の濃厚な甘みを、フルーツの爽やかな酸味が和らげてくれます。ストロベリーアイスはもちろん、期待通りの美味しさ。さらにトッピングは表面だけでなく、中にも忍ばせてあるため、最後までぜいたくな味わいを楽しめました。2~3人で分けられる量なので、12,000ウォン(約1,000円)という値段にも満足です。
 
さて、このお店で注目すべきは、ピンスだけではありません。メニュー表に載っている、ケーキやクレープなどのアレンジメニューは、どれも写真集のような美しさです。こんなゴージャスなデザートをいつでも食べられるソウルっ子がうらやましい!日本での店舗事業終了が、改めて惜しまれます。
 
持ち帰りたくなるほどに美しいメニュー表
持ち帰りたくなるほどに美しいメニュー表

 

 
 

 
美しい盛り付けと本格派の味わいを提供し、地元住民や観光客に愛される韓国のハーゲンダッツのお店。ただし長い将来、どうなるかはわかりません。日本でも、ハーゲンダッツのお店は根強い人気があったにも関わらず、経営上の判断で閉店しているからです。
 
「韓国にいつ行くか?今でしょ!」
 
というわけで、今夏は韓国を旅行して、ハーゲンダッツのゴージャスメニューを堪能するのはいかが?焼肉やチゲなどの伝統料理に加えて、その土地ならではの思い出深い味になることでしょう。
 
夜遅くまでにぎわっていました
夜遅くまでにぎわっていました
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※掲載しているメニューや価格は、2013年7月時点のものです。