7月17日に行なわれたメディア向けの試食会で、そのレアな鶏肉を体験してきました!

■気になる全貌
この「世界一のメガやきとり」は、8月3日に行なわれるイベント「セカチョウ(“世界一長いやきとりに挑戦”の略)」の開催を記念したもの。イベントでは、これまでの最高記録 24.83m の更新を目指すそうです。
せっかくなのでお店でも何か記念メニューを出したい!となったものの、 20m 超のやきとりを店舗で提供するのは不可能と判断したようで(そりゃそうだ)、お店のコンセプトでもある“食べ比べ”をテーマとするこのメニューが開発されたのだとか。
とにかく、カメラのフレームにおさめるのが大変な一品です。


受け皿を外し、串だけで持ち上げることもできますが、もはや“やきとり”とは思えないビジュアル。

■レアな国産ブランド鶏が大集合!
このメニューに使われている鶏肉は、とにかく珍しいものばかり。レギュラーメニューでも提供されていない各地のブランド鶏が、この1串のために集められているのです。
<ほろほろ鳥・和歌山県日高川町>
ヨーロッパを中心に人気のある高級鳥。日本で生産しているのは日高川町だけで、町外で出回ることはほとんどないという“幻の鶏肉”。淡白でひきしまっていて、牛肉のようなコクが味わえます。

<長州黒かしわ・山口県長門市>
山口県初の地鶏。歯ごたえがありながらもジューシーで、臭みが少ないのが特徴。肉独特の臭みが苦手な人でも食べやすい味わいです。

<会津地鶏・福島県会津若松市>
約450年以上前から会津地方にのみ生息していたという鶏で、この5種の中では最も柔らかく、ジューシーな食感が楽しめます。

<川俣シャモ・福島県川俣町>
専用肥料で育てられており、固すぎず柔らかすぎない適度な弾力が特徴。ほかの地鶏よりも育成期間が長いため、深みのあるコクが楽しめるそうです。前出の北海地鶏と似ていますが、少し柔らかめの歯ごたえとより深いコクが味わえます。

<北海地鶏・北海道美唄(びばい)市>
北海道で約4万羽しか育てられていない希少種。歯ごたえとコクが特徴で、シャモに近いため色が少し黒みがかっているそうです。

提供時の味付けは、シンプルに塩コショウのみ。しかし、東松山やきとりの『味噌だれ』や、久留米やきとりの『ゆず胡椒』など、ご当地のたれや調味料で楽しめるのが、ご当地やきとり食べ比べならではの醍醐味でもあります。
一口目は塩コショウのみで、二口目からは味付けを変えて。ほろほろ鳥×ゆず胡椒でさっぱりと、会津地鶏×味噌だれでジューシー×コク…。ベストな組み合わせをぜひ見つけてください!
気になる価格は、破格の1,980円!さらに、“世界一”=“ギネス”ということで、ギネスビール1本つき。また、『やきとりの日』である8月10日には、810円で提供されます。モトなんてほとんど取れませんが、とにかくやきとりを楽しんで欲しいとの思いによる価格設定だそうです。

■気になる注文方法は…
焼き上げには約30分かかり、仕入れ量も限られることから、1日の本数を、平日は18時/20時に各2本ずつ計4本、休日は13時/15時/18時/20時に各2本ずつ計8本に限定。提供時刻の少し前になると、希望者には応募用紙が配られ、当選した人だけが注文できるとのことです。メニューの予約はできません。
とはいえ、待ち時間ができて当たり前の人気店。平日も休日も、希望の時間に入店できるかどうかはわかりません。いつもの混雑具合を聞いたところ、平日は19時頃が、休日は18時半頃が来店のピークとのことなので、時間に余裕を持って早めに行けば入店できるかも。なんとしても食べたいというアナタは、何度も通うか、強運の持ち主と一緒に行ってみるといいかもしれません。
でも、もし「メガやきとり」が食べられなくても、普段は各地でしか提供されていない“ご当地やきとり”が1か所で味わえるというのは、なかなか貴重な機会です。ご当地やきとりや、ご当地メニュー、ご当地のお酒など、各地域の味を楽しんでください!