ランキングやクチコミでレストランを探せるサイト「食べログ」に、“レビュー”と呼ぶには実用性に欠ける、しかし評価すべき点も多くある名文・美文が投稿されているらしい――NAVER まとめ「これが『食べログ文学』--“レビュー”という名の極上ポエムと私小説を堪能せよ」で、いわゆる“食べログ文学”が紹介され話題となっています。

素敵な作品が揃ってます
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「食べログ文学賞」のノミネート条件は、1.味への言及が極端に少ない、2.もしくは言及なし、3.店に入るまでがやたら長い、4.店に入らずに終わることも、の4つ。まとめの中では、読者の魂を揺さぶる珠玉の6編が、まとめ作成者 narumi さんの解説とともに紹介されています。


美味いのか不味いのか、料理の味についてはノータッチの「あふれる…」、読点が多いのでゆっくり読まざるを得ない「スロウな恋。」、岸本セシル似の綺麗系 OL も登場する「インド料理大好き男に『どこの店が好き?』と訊ねられたとき、女はどう答えたらいいの?」、素晴らしいオチのある青春小説「渋谷 ひの家 (ひのや)」、伏線の張り方が秀逸なミステリー小説「耐えられません!!」、巧みな筆致と豊かな表現力で読者を引き込む「ちょっとひどくないですか?」。

どれも読み応えのある素晴らしい作品(レビュー)で、料理にはほとんど触れられていなくても「このお店、ちょっと気になる」と思ってしまいます。ちなみに現在、最優秀作品を決める投票を受け付けています。Twitter で呟けば拾ってもらえるみたいですよ!