「ナムコ・ナンジャタウン」改め、池袋の新たなフードスポットとして7月11日にリニューアルした「ナンジャタウン」。

リニューアル以前、全国から取り寄せたカップアイスを販売する「カップアイス博物館」なるものがあったのを、ご存知でしょうか?うわさによると、ここで販売していた「みそラーメンアイス」を食べる動画が遠く海外にまで衝撃を与えたとか。ジャパニーズフードイズアメイジング!食べるタイミングを逃していた筆者は、実は今回のリニューアルで密かに期待していたのです。その復活を。
 

お湯はいらない
お湯はいらない

 

そして今回、ご当地アイスの系譜を受け継ぎかつ画期的なシステムを導入してオープンしたのが福袋デザート横丁内の「ご当地アイスパーラー」。そのシステムとは、

「好きなアイスを1スクープずつ6種類選ぶ」。

これにより、ご当地の名産フルーツから“なんでそれアイスにしちゃったの?”的な意欲作まで、ちょっとずつ食べ比べができちゃうのです!あれもこれも食べたい欲張りなアナタにおススメの、まさに美味しいとこどり。というか、キワモノアイスへの安全策な気もしなくもない…?

とはいえ、北海道から宮崎まで気合を入れて約50種類を揃えてあるので、選ぶのもひと苦労。店頭にあるメニュー表やカップアイスの蓋を眺めながら、オーダーシートに丸を付けていきます。
 

アイスの蓋がずらり
アイスの蓋がずらり

 

ちなみに“山椒”ついてきます
ちなみに“山椒”ついてきます


そんなに牛タン好きなのか?
そんなに牛タン好きなのか?



備長炭でお口もすっきり。この発想はなかった
備長炭でお口もすっきり。この発想はなかった

 

さて、「みそラーメンアイス」と「フカヒレラーメンアイス」(共に宮城県)は、好奇心旺盛なアラサー筆者のど真ん中。そのほかは店員さんのアドバイスと個人の趣味を織り交ぜつつ直感で選びました。メニュー選びには時間をかけないO型。ちなみに、そもそも選ぶのがめんどう!という方には「おためしセット」「おもしろセット」など予め決まった盛り合わせメニューもありますよ。
 

オーダーシートを持ってレジへ GO!
オーダーシートを持ってレジへ GO!


1スクープは20cc程度で、1種類あたり60~200円の設定。会計が済むと、店員さんがアイスケースの中からディッシャーですくってくれます。さすが食材の幅が広いだけあってケース内はまるで絵の具パレットのよう。
 

写生大会的な?
写生大会的な?

 

6種類盛りつけ、さらにトッピング(?)が施されて完成です。ん~やっぱり夏はアイスでしょ!早速食べてみます。
 

あ!ナルトとメンマ!
あ!ナルトとメンマ!


まずは、ラーメンの具らしきものに一瞬で目が釘づけになってしまった「みそラーメンアイス」。一見、ミニチュアラーメンのようで可愛らしいですが、さてお味の方は?…これは、この味は…キャラメル?甘しょっぱい。そして、後からふわっと味噌の香りがします。やったことないけど、「バニラアイスに醤油をかけるとみたらし団子の味」という食べ合わせが思い出されました。そして、みじん切りの凍った麺がまんべんなく入ってます。まるでナタデココのようなアクセント、といえなくもない。ちなみにトッピングは本物ではなく、マジパンのような砂糖菓子でした。
 

思わずふーふーしたくなる
思わずふーふーしたくなる

 

あ、しまった。あとはなんだか乳白色のものばかり選んでしまって、何がなんだか分からないぞ…そんな時は、もらったレシートを取り出してみましょう。オーダーしたアイスと配置がちゃんと書いてあります。なるほど。
 

レシートでフレーバーを確認
レシートでフレーバーを確認


ちなみにこの日選んだフレーバーは「味噌ラーメン/フカヒレラーメン/カキ貝/焼きナス/チューリップ/ラベンダー」でしたが、一番違和感があったのは「カキ貝ジェラート」(石川県)。さっぱりとした甘さのミルクジェラートと、臭みを極限まで消して旨みを残したというカキのコンビネーション。うん、これはできれば別々に食べたい、かな。同じくフカヒレラーメンアイスも、ぎっしり入ったフカヒレの旨みが強過ぎてバニラアイスに完勝、という感じでした。
 

大きめのカキが嬉しいね!
大きめのカキが嬉しいね!


フカヒレぎっしり
フカヒレぎっしり

 

口に入れた瞬間に思わず「おぉ!」と声が漏れたのは、鮮やかな紫が美しい「ふらのラベンダーアイスクリーム」(北海道)。癒しの香りが鼻を抜け、夏の北海道から爽やかな風が吹いてくるイメージが浮かびます。

総評としては、「無理です!これ以上食べられません!」というものはなかったです。全てきちんと“アイス”という絶対領域の中に収まっています。これはアイスが持つポテンシャルなのか、はたまた冷たさで味覚がマヒしてしまったか。

それどころか、食べ終わってから、「やっぱりあれも食べてみたい…」と欲望が収まりきらない魅惑のアイスワールド。ですが、1人で6種類はかなりお腹にたまるので、何回か訪問した方が良いでしょう。お腹冷えちゃうもんね。

1人でじっくり食べ比べるのも、皆でわいわいシェアするもよし。夏バテ気味の時にはお昼ご飯代わりにも…なるかもしれないです。
 

本気で挑みたい人は予習してからどうぞ!
本気で挑みたい人は予習してからどうぞ!