
専門家は、人間が食事なしで生存できる期間は、長くても2か月だと述べる。Lanerolle さんは、これに反論。人間は、呼吸をしなければ死んでしまうが、食事をしなくても死ぬことはないのだと主張している。
Lanerolle さんは6月4日、National Geographic Channel 制作のドキュメンタリー番組に出演し、食事をしなくても人間が死なない理由を次のように説明した。
「人が食事によって体内に取り入れるカロリーよりも、優れたエネルギー源がある。それは、フォトン、光、振動、そして風からのカロリーだ。体の中のエネルギーセンターさえ開いていれば、どんなものからもエネルギーを得ることが可能だ」

Lanerolle さんは、まったく何も食べていないというわけではない。過去10か月間で7回食事をとっている。だが、一回の食事での摂取カロリーは、500kcal 以下だそうだ。
「普通の人は、1日3回食事をとっている。1か月では90回。10か月であれば900回だ。私は10か月で、7回しか食事をとっていない。しかも、私の食事の量は多くはない」

Lanerolle さん自身は、食事をとらない「ブリザリアン」ライフスタイルを会得した。今後は、他の人にも、空気や光だけで生きていく方法を伝えていきたいと述べる。
「私は、このより優れた、より満たされた生活を人々に教えるために産まれてきた」

だが専門家は、Lanerolle さんの主張に対して警鐘を鳴らしている。過去、「ブリザリアン」を目指し、死亡した人が多くいるからだ。
「食事をとらないというのは、大きな問題だ。これは、我々が信じている西洋の医学や栄養学に反している」