
同メディアによれば、このダイエット法は、舌にパッチを縫い付け、食べ物を食べにくくさせるというもの。固い物を食べようとすると舌に激痛が走り、自然と流動食しか受け付けなくなる。これにより、体重を落とせるという仕組みだそうだ。

このダイエット法は、昨年ベネズエラの Caracas クリニックで施術が開始されてから、常に高い人気を得ているのだという。効果は高く、1か月で30ポンド(約13.6キロ)の減量も可能。だが副作用も強く、パッチを縫い付けた人の多くが、喋るのが困難になってしまったり、痛みで夜眠れないといった症状に悩まされるそうだ。

6針縫う必要があるそうだ
それほどの副作用があるのに、なぜベネズエラの人たちはこのダイエット法を利用するのだろうか?Time によれば、ベネズエラでは、女性の外見は非常に重要なのだそうだ。例えば、女性は15歳の誕生日に、バースデープレゼントとして豊胸手術を受けさせてもらうのが普通なのだという。
自分の姪に舌へのパッチ縫い付け手術を勧め、本人も同じ手術を受けた Vilmaris Ojeda 氏は次のように説明している。
「極端だと思うかもしれないが、ベネズエラ社会は、人の外見にとても厳しいのだ。でも、本当の困難は、パッチを取り外した後にやってくる。物理的に食べられないときに食べないでいるのは、たやすいことだ」

後がくっきり残っている