パンケーキのお店と言えば、注文してから焼き上がるまで、20分はかかるのが当たり前。待ちが当たり前の世界。あのふっくらとしたパンケーキを焼き上げるには時間がかかるのは仕方ないと頭で分かっていても、気の短い人には結構な待ち時間です。
 
そんな短気な方のために、お好み焼きみたいに自分で焼けるパンケーキ屋ができたという噂を耳にしました。新宿の「Slappy Cakes」というお店なんだそうです。自分で焼けば、待ち時間ゼロですもんね。
 
でも、そもそも入店までに行列があるのでは?一体、どれくらい待てば入店できるのでしょうか?気になる…。
 
…と、気になったら確かめてみるのがえん食べ編集部。さっそく新宿まで出かけてきました。
 
これがうわさの…。
これがうわさの…。

 
■Slappy Cakes に到着!
 
Slappy Cakes は、JR 新宿駅東口の駅構内から直通の LUMINE EST 7階にあります。木のぬくもりを感じさせるアメリカのログハウスのような外観です。そしてその入口には、すでに短い行列が。LUMINE EST の開店と同時に飛び込み、ダッシュしたのですが、どうやら競争に敗れてしまったようです。さっそく行列に並びます。
 
11時時点でこの行列!
11時時点でこの行列!

 
お店の方は、御客さんを一組一組丁寧に案内していくので少し時間がかかります。11時15分、なんとか満員になる前に入店できました。満員になってしまった場合、整理券を受け取り、70分後の入店となるそうです。
 
■これが Slappy Cakes の鉄板!?
 
店内は、カウンター席、6人掛け、2人掛けのテーブル席の3タイプに分かれています。今回、筆者が案内されたのは、2人掛けのテーブル席。着席すると、目の前には鉄板があり、ヘラが置かれています。まるでお好み焼屋!?でも、これが Slappy Cakes なんですね。
 
鉄板とヘラ!お好み焼屋みたいです!
鉄板とヘラ!お好み焼屋みたいです!

 
Slappy Cakes では、入店時に「ご自分で焼かれますか?」と尋ねられます。ここでハイと答えると、この鉄板の用意されたテーブル席に案内してくれる仕組みとなっています。
 
■パンケーキを注文!
 
Slappy Cakes の注文では、パンケーキの生地とアイテムを自由に選択できます。生地は、バターミルク、ホールグレイン、ピーナッツバターの3種類から選択可能。アイテムとしては、なんと20種類を超えるオプションが用意されています。今日は、生地では「ホールグレイン」、アイテムで「チェダーチーズ」と「ワケギ」を選択。「お食事パンケーキ」を焼くことにしました。
 
生地とアイテムを選びましょう!
生地とアイテムを選びましょう!

お好みで、トッピングも選択できます
お好みで、トッピングも選択できます

 
注文から3分足らず。店員さんが、生地とアイテムを持ってきてくれました。早い!パンケーキ屋さんと言えば、注文してから焼きあがるまで、20分は待つのが普通。でも、Slappy Cakes では、通常ならじっと待つ時間が、自分でパンケーキを焼く楽しい時間になるわけです。これは、せっかちな方にもおススメできます!
 
■生地とアイテム
 
Slappy Cakes では、生地はボトルに入っています。これがお好み焼き屋さんとの違いと言えるかも?お好み焼き屋さんでは、ボウルに入って出てきますもんね。そしてアイテムは、おしゃれなグレイビーボートに入ってでてきます。
 
グレイビーボートにワケギって、ちょっと笑っちゃいますね
グレイビーボートにワケギって、ちょっと笑っちゃいますね

 
■焼きます!
 
では、焼きます。まずは生地を鉄板にまるく流し込み、しばらく待ってアイテムのワケギとチーズをのせます。店員さんによれば、気泡がぷつぷつと出てきたらひっくり返すタイミングだとのこと。気泡がでるまで、しばし待ちましょう。
 
ワケギどーん!
ワケギどーん!

チーズどーん!
チーズどーん!

 
■ひっくり返します
 
気泡がでてきました。ひっくり返しましょう。ひっくり返したら、あとは2分ほど焼けば食べごろだそうです。
 
あと2分!
あと2分!

 
テーブルには、メープルシロップや砂糖、チリソースなど様々な調味料が用意されています。まずは、バター&メープルシロップという組み合わせで食べてみます。
 
■パンケーキとワケギ、意外とあいます!
 
バターとメープルシロップ  おいしい!
バターとメープルシロップ
おいしい!

 
ワケギとパンケーキが合うのか、ちょっとだけ不安だったのですが、この組み合わせは大正解でした。ワケギのしゃきしゃきした食感と、パンケーキのふわふわ食感が絶妙の組み合わせ!本当にびっくりしました。これ、本当においしいですよ。これ、本当においしいです。大事なことなので、2回叫んでみました。
 
■他の調味料はあうのかな?
 
生地もまだまだたっぷりあるので、様々な調味料をかけて食べてみることにしました。今回は、お食事用の甘くないパンケーキに用意しているというストロベリー&アップルビネガーシロップをかけてみます。シロップは、酸味がほどよく利いていて甘さはひかえめ。これには、レーズンなどのアイテムが合いそうです。次に来るときには、是非試してみたいと感じました。こうして、リピーターとなっていくんですね。
 
■パンケーキタワーも作ってみたよ
 
まだまだ生地はあまっています。そこで、5枚重ねのパンケーキを作ってみました。こじんまりとはしていますが、ちょっとしたパンケーキタワーのできあがりです。こんな楽しみ方ができるのも、自分で焼く Slappy Cakes ならではですね。
 
 
■「えん食べ」ロゴも焼いてみた
 
隣の席では、パンケーキ生地でうさぎを描いて楽しんでいました。生地が入っているチューブの先はかなり細めなので、お絵描きが可能なようです。さっそく、真似して何か描いてみることにしました。ご覧の通り、えん食べのロゴ程度であれば、十分描けます。これは、楽しい!
 
漢字はね、無理です。さすがに。
漢字はね、無理です。さすがに。
 
■お客さんの9割が女性でした
 
店内は、9割以上が女性でした。男性はカップルで来ていた1人のみ。主婦の方から高校生から女子学生まで年齢層は幅広いですが、ほとんどが女子会の様相を呈していました。
 
さて、Slappy Cakes の混雑具合ですが、最近は行列も落ち着いてきて、平日はほとんど整理券なしで入店できるそう。お昼時から夕方までが一番混むらしいのですが、開店直後ならほとんど待たずに入店できるそうです。

GW は混雑必至だそうですが、時間に余裕がある方は、整理券をもらって他の場所で時間をつぶしながら待つのがおススメ。Slappy Cakes は70分の入れ替え制になっているため、整理券に表示された時刻はかなり正確なものみたいです。