「美味しさ」というのは、様々な要因に左右されます。例えばレストランのムードであったり、盛り付けの美しさであったり、磨かれた食器類だったり…
では、「たこ飯」を一番美味しく食べるなら、どうすればいいでしょうか?たこ壷に入れて食べるに決まってますよね!味も美味しい、目にも美味しい!
ということで今回は、たこ壷に入ったたこめしの駅弁「東京たこめし」をご紹介します!

この形は・・・
■東京駅構内限定!築地銀だこ初の駅弁
たこ壷入りたこめしを探してやってきました、東京駅。まずはひろ~い構内を京葉線東京駅のほうに進みます。舞浜駅にあるディ○ニーランドへ行くときに使う線路だと思えばピンとくる人も多いはず?京葉ストリートという駅内商店街の一角に、ありました「築地 銀だこキッチン」!

すでに人だかりができています!
■たこ壷形容器の秘密…
築地銀だこキッチンの店先には、たこ壷が大量に並んでいます!これが、「東京たこめし」です。

たこ壷型容器がいっぱい!
東京たこめしの容器は、お弁当の容器として使って捨ててしまうにはもったいないほどです。実はこの容器、食べ終わったあと築地銀だこの店舗に持っていくと、回収してもらえるシステムになっています。その後、築地銀だこが本社を置く宮城県石巻市に集められ、なんと東日本大震災の復興支援として取り組んでいる「タコの養殖」に利用されるのです!素晴らしい!
しかも、回収してもらうときに同時にたこ焼きなどの商品を買うと、50円割引してくれるそう。環境にも私たちお客さんにも優しいエコシステムですね!
■確かに容器は面白い。さて、肝心のお味は?
さて、たこ壷に入ったたこめしを買ってきました。やはり「味も美味しい。目にも美味しい」は果たして両立しているのか!?

たこが大きくて食べごたえありそう!
容器の上の紙のふたを開くと、まずはどど~んと大きなたこの足が目に飛び込んできました!いい香りです。ではさっそく食べてみましょう。

いただきまーす!
まずはやはり「たこ」。これはとにかく大きい!ご飯と一緒にお口にいれたら、足がお口からはみ出してしまうくらいです。

ご飯が進む味付けが最高!
たこはこりこりとしながらも柔らかい食感。そしてかなり濃い目の甘辛い味付けで、ほんのりたこの風味がする薄味の炊き込みご飯。お箸が、どんどん進みます!
このお弁当に入っているのは、たこだけではありません。いんげん、あさり、穴子とふんだんな具が入っていて、とても豪華です。

あさりも入ってるなんて豪華ですね~
■さらに食べ進めていくと、たこ壷の全貌が明らかに。

なかからつみれが!!
なんと、ご飯を食べ進んでいると中から「つみれ」が出てきました!たこが練りこまれていて、これもたこの味がしっかりとします。14cm の深さがあるたこ壷型容器を生かしたなんとも嬉しいギミック!

これもしっかりとたこの味
そして最後には、うずらの卵も。たこ壷入りたこめしは奥が深いですな…。奥が深すぎて、最後のほうは箸だと食べにくいという一面もあります。箸と一緒にスプーンもつけてくれるので、そちらで食べると食べやすいですよ!
ところで、たこも最初のインパクトのある巨大な足だけではなく、食べ進めていくうちに切り身がところどころに入っているそうなので、「たこがない!」という心配はありません。
■実際に返しに行ってみた
綺麗に食べ終わった東京たこめしの容器を、実際に築地銀だこの店舗に返しにいってきました。

ごちそうさまでした!
50円割引の恩恵に預かるため、返却と同時にたこ焼きも購入。六個入りで450円のところを400円で買えました!ご協力ありがとうございますと言っていただきましたが、こちらこそありがとうございます!

たこ壷回収で50円引きです!
実は、このたこ壷型容器の返却率は相当高いらしいです。東京駅で購入後、食べてすぐに返しにくる人もいれば、律儀に洗って後日返す人など様々。返しに来ない人は、きっと植木鉢などにして有効利用してくれてるのだろうと思います!
明日からのゴールデンウィーク、旅のお供に是非「東京たこめし」を食べてみてください!