
◆ほぼ全員が「購入時に食品期限を確認する」
同調査によると、購入時の食品期限確認について聞いたところ、「必ず確認している」が64.1%、「商品によって確認している」が34.9%という結果に。合わせて99.0%と、ほぼ全員が購入時に食品期限を確認しているようだ。

◆購入時は「期限が先のもの」を選ぶ人が、約90%
店頭に並んでいる商品の取り方については、「期限をチェックして新しい商品をとっている」71.0%、「奥からとっている」16.1%、「手前からとっている」12.9%となり、90%近くの人がより期限が先の商品を選ぶことが分かった。
一方で、回答者から寄せられたコメントには「期限に余裕があれば、手前から取ることもあります。お店にとってはその方がいいかと思うので」など、店舗での廃棄ロスを減らすために手前から取ることを心がける姿勢も見られた。

◆うまく活用できる値引き商品は積極的に購入
期限が近くなり値引きされている商品については、「なるべく購入する」が19.4%、「すぐに食べる場合は購入する」が79.5%という結果に。「消費期限の値引き商品はその場でメニューの浮かぶものは購入し、冷蔵庫で眠ってしまいそうな商品は購入しません」などのコメントから、すぐに使ったり冷凍保存できたりと「うまく活用できる」と判断した場合には、率先して値引商品を購入する傾向がみられた。

◆約82%の家庭に「期限切れ」の食品が
一方で、自宅で保管している食品の期限切れについては、「よくある」が15.7%、「たまにある」が66.0%で、合わせて81.7%の家庭で食品の期限切れが発生していることが明らかに。ほとんどの人が購入時には期限を意識しているにも関わらず、購入後は意識や管理が甘くなってしまうと考えられる。冷凍機能やチルド室の保存機能など長期間保存できる技術が進む中で、冷蔵庫内などでの食品管理については課題が残っていると言えそうだ。