春うらら。ついこの間まで寒かったような気もしますが、急に暖かくなりましたね。そんな春の陽気にあてられてぽやーんとしていると、「冬場でも1時間待ちがありうる、行列のできるかき氷屋さんが谷中にあるらしい」という情報を入手。え、かき氷屋さんが、行列ができるほど大人気ってどういうこと?気になる!

…と、気になったら確かめてみるのがえん食べ編集部。実際に谷中に行って、行列に並んでみました! わーい谷中散歩だ!

これがウワサの…?

これがウワサの…?

■谷中に来ちゃいました

今回伺うのは、「ひみつ堂」。氷の蜜でひみつ、ということだそう。店名がかわいいのはポイント高しですね。日暮里駅から歩くこと数分、あの有名な夕焼けだんだんの階段を下りて、谷中銀座を目指します。大きなアーチをくぐり、角を曲がるとありました! ひみつ堂です!

テレビなどでもおなじみの景色ですね

テレビなどでもおなじみの景色ですね

レトロな店構えがかわいいのです

レトロな店構えがかわいいのです

民家や昔ながらの飲食店が立ち並ぶ中にぽつんと紛れ込むようなお店なのですが、その前には噂通り行列がズラリ! 平日のお昼時という時間にもかかわらず、ざっと数えて外に15人ほど、中にもまだ何人か並んでいるようです。

ずらりと行列

ずらりと行列

■さて、その待ち時間は?

さあ早速、行列に並んで時間を測定してみます。幸運なことにぽかぽか陽気だったこの日、並ぶには最高と言えましょう。行列慣れした体にはいささか物足りないかもしれないレベルですが、とりあえず13時14分、スタート。

行列を前に、計測開始!

行列を前に、計測開始!

お店の外には手書きのメニューが貼ってあります。これがまたなんとも乙女心ってやつをくすぐってくるのです。“冬限定”のメニューがぺたぺたと貼られ、何を頼もうか悩んでいるうちに時間は過ぎていきます。

手書きっていいですね…!

手書きっていいですね…!

店内に通され、そこで注文を聞かれます。満員の店内ですが、メニューはかき氷ということもあり、回転はそんなに遅くはありません。割とすぐに席に着くことができました。 時間は13時37分で、並んだ時間は20分少々といったところです。

■店内に入ってみました

今回注文したのは、「ひみつのヨーグルト みかん」。「ひみつのヨーグルト」という文字列にやられ、チョイスいたしました。なんだかワクワクしてくる名前ですよね。ふふー。ヨーグルトにはみかんといちごの2種類があったのですが、みかんはそろそろ季節が終わってしまうため今しか食べられないのでは…!? と思い、みかんの方を選択。

店内はお客さんでいっぱい

店内はお客さんでいっぱい

ほかにも、「生みかん(練乳つき)」「ひみつのいちごみるく」「濃厚パンプキンクリームキャラメル」「うぐいす桜」などのメニューが。メニューは日替わりのため、当日のメニューが気になるという方はお店の Twitter をチェックするのがオススメです。みかんやパンプキンは冬限定、うぐいす桜は始まったばかりの春の限定だそうです。ああ~、どれもこれもおいしそう!

また、11月から4月までの冬期営業期間のみ、食事メニューもあるとのこと。自家製ポタージュとパンのセット「ポタぱん」や7つの食材が盛り込まれた焼きたてのグラタン「七宝グラタン」などがあります。が、訪れた当日は残念ながらどちらも売り切れ…。当日に限り、各種メニューの予約は可能とのことなので(席の予約は不可)是非食べたい! という方は予約をオススメいたします。

本日のメニューがこのように貼られています

本日のメニューがこのように貼られています

■手動の氷削機ってすごいみたい

今回通されたのは、カウンター席。という訳で、目の前で作っている様子を見ることができます。ひみつ堂で使われる氷は、日光天然氷蔵元・三ツ星氷室の天然氷。大きな氷の塊を、手動の氷削機で削っていきます。なんでも、夏と冬とでは削り器の刃が異なり、ふんわり感・やわらかさを目指したかき氷になっているとのこと。これは夏も行くしかないじゃないですか…!

昔ながらの手回し方式で、ひとつひとつ削っていきます

昔ながらの手回し方式で、ひとつひとつ削っていきます

シャッシャッという気持ちのいい音を立てながら、ガラスの大きな器に薄い氷が降り積もっていきます。削り終わった氷にはそれぞれのみつがかけられ、提供されます。作る様子を夢中になって眺めているうちに、待望のみかんヨーグルトが運ばれてきました!

撮ってる間にちょっとたれちゃったのはご愛嬌です

撮ってる間にちょっとたれちゃったのはご愛嬌です

どどーんとそびえ立つ山盛りの氷の上には、白いヨーグルト「ひみつのヨーグルトみつ」がまんべんなくかけられています。きれいなオレンジ色のみかんみつは別盛り。ヨーグルトが蜜を弾いてしまうので、中心に穴を開け、そこにみつを流しいれるのがオススメだそうです。

■「ひみつのヨーグルト」を食べてみました

早速穴を開けて、みつをかけてみます。穴の中に入れ終わったら、周りにもたら~っと。白いヨーグルトにオレンジ色がよく栄えます。このみかんみつはもちろんお手製。濃厚な完熟みかんを使っているとのことで、みつにもみかんのつぶつぶ感が感じられます。

穴を開けて~

穴を開けて~

みつを入れて~

みつを入れて~

周りにもかければ、完成!

周りにもかければ、完成!

早速いただいてみると…わ! さすが! ふわっとした氷は口の中に入れた瞬間にさっと溶け、ヨーグルト、みかんの味が口の中に広がります。スプーンで持ち上げた感じもとても軽いのですが、口に入れてみるとその軽さ、やわらかさがよーくわかります。

そしてなんといっても、みかんの濃厚さ! あまーいみかんがぎゅっと濃縮されたみつがとってもおいしいんです! みかんらしい酸っぱさも残しつつ、あの甘みだけを煮詰めた味はクセになってしまうこと間違いなし。これがさっぱりとしたヨーグルトみつと本当によく合うんです…。みかんヨーグルトだけでは濃くなってしまう味を、やわらかいかき氷がしっかりと引き締めてくれ、口の中で完璧なバランスが成り立っています。満点…!

みつのつぶつぶ感、伝わりますか?

みつのつぶつぶ感、伝わりますか?

さっと溶ける氷、とろっとしたヨーグルト、つぶつぶのみかんみつ。この3つの食感が順番に口の中に訪れ、ハーモニーを奏でるんです…。はあ、本当においしいなあこれ。

■「ひみつのストロー」のひみつって?

食べ進めていると、テーブルの上に何か見慣れないものがあることに気づきます。ん、これは…ストロー? 実はこのかき氷、うすく削っていることもあり、食べている間にどうしても溶けてしまうとのこと。しかしひみつ堂では「飲みながら食べる」「最後に一気に飲み干す」お好きなように召し上がっていただくために各テーブルにストローを用意! この“ひみつのストロー”を使えば自分なりの食べ方で最後までかき氷を堪能できちゃうんです。

これが“ひみつのストロー”だ!

これが“ひみつのストロー”だ!

やや溶けかけのかき氷を筆者もストローで吸ってみましたが、氷・ヨーグルト・みかんの3つがより混じりあって、こちらもおいしくいただくことができました。なるほど!

結構溶けてしまったので…

結構溶けてしまったので…

ストローを挿してみました

ストローを挿してみました

■オススメの時間帯は?

行列の絶えないひみつ堂ですが、土日や夜の時間帯を避ければ、割とスムーズに入店できるとのこと! 今回訪れた平日の昼間は、かなりねらい目かもしれません。暖かくなってきて、谷中さんぽにはオススメの季節です。散歩の途中にふらっと立ち寄って季節のみつのかき氷を楽しむ…なんて素敵じゃないでしょうか? 絶品かき氷、オススメです!

さて、えん食べはこの「ひみつのかき氷」を「台東区でもっとも面白い食べ物」と(勝手に)認定します。台東区在住の方で、「もっと面白い食べ物を知ってるよ!」という方、是非我々に教えてください。えん食べ編集部員が食べに参ります。

谷中の猫さんにも会えますよ!

谷中の猫さんにも会えますよ!