横浜、みなとみらい。どことなく異国情緒を感じられるこの街には、赤レンガ倉庫や山下公園をはじめ、様々な見所があります。都心から近いこともあり、デートスポットとしては定番中の定番ですよね。デートね。うん。そうね。

そんなみなとみらいに、カップルでもファミリーでも友人同士でも楽しめる、一風変わったスポットがあるのをご存知でしょうか。その名も「カップヌードルミュージアム」。そこではなんと、自分だけの“オリジナルカップヌードル”を作れるとのこと! 何それ気になる!

気になったら、確かめてみるのがえん食べ編集部。実際にカップルひしめくみなとみらいに行って、確かめてみることにしました!

オリジナルカップヌードルとは…?
オリジナルカップヌードルとは…?


■みなとみらいに来ちゃいました


やって来ました、みなとみらい。横浜港から吹き抜ける海風が、容赦なく体温を奪っていきます。寒いです。みなとみらい駅を降り、ランドマークタワーやコスモワールドの大観覧車を横目に見ながら進んでいくと、ありました! カップヌードルミュージアムです!

なんだかオシャレな外観です
なんだかオシャレな外観です

QRコード付きの入場券をかざして入ります。改札みたい。
QRコード付きの入場券をかざして入ります。改札みたい。


■まずは、インスタントラーメンのパッケージが展示された「ヒストリーキューブ」へ

入館後、まずは「ヒストリーキューブ」へ。ここでは国内外のインスタントラーメン3,000点が展示され、1958年に開発されたチキンラーメンから、思わず「懐かしい!」や「何これ!」と言ってしまうような商品が紹介されています。かなり面白いです。

カップヌードルの数、なんと3,000点以上
カップヌードルの数、なんと3,000点以上

ずらずらずら~っと
ずらずらずら~っと

筆者が見つけた不思議なカップヌードルはこちら。「タコヤキヌードル」と「初恋タッチ チャーシューメンしょうゆ味」。奇しくも隣同士に並んでいました。みなみちゃんかわいいけど、かわいいけど…? タコヤキにいたっては何故麺にしたのか当時の開発者に問いただしてやりたい気持ちでいっぱいです。味の想像が全くつきません。何なの。

どういうことなのよ…
どういうことなのよ…


海外のカップヌードルも不思議なものが。ドイツのカップヌードルは「Soba」というロゴといかにも和風っぽいパッケージですが、これよく見ると焼きそばじゃん…焼きそばと日本そばは違うんだよドイツの方…。他にも、インドのトマトパスタのようなインスタントヌードルなど、突っ込みどころが多いものが多々ありました。
 

和風…と見せかけて焼きそばー!
和風…と見せかけて焼きそばー!

■「NOODLES BAZAAR -ワールド麺ロード-」で世界の麺を食べる

続いて訪れたのは、「NOODLES BAZAAR -ワールド麺ロード-」。世界各国のさまざまな麺を味わえるフードアトラクションで、1食300円(ハーフサイズ)で実際に食べることができます。

アジアの食堂のような雰囲気です
アジアの食堂のような雰囲気です

今回チョイスしてみたのは、タイ「トムヤンクンヌードル」、ベトナム「フォー」、マレーシア「ラクサ」。前者2つは日本でもすっかりお馴染みですね。変わったものを…と思ったんですが、ついつい好物を選んでしまいました。トムヤンクン、フォーともに300円とは思えない本場の味。お米を原料にした麺がおいしいのはもちろんですが、スープもかなり本格的で、こだわりが感じられます。

トムヤムクンヌードル。辛さもなかなか。
トムヤムクンヌードル。辛さもなかなか。

フォー。チャーシューもおいしい。
フォー。チャーシューもおいしい。

マレーシアのラクサは、ほんのり甘いココナッツミルクベースのスープに香辛料をふんだんに使ったカレー味。マレーと中国の食文化が混じり合った、独特のめん料理だそうです。ぱっと見はトムヤンクンと似ているかな? とも思いますが、ココナッツミルクが入ったカレー味ということで、スープはクリーミー。マレーシア料理ではお馴染みの厚揚げも入っています。甘くてスパイシーという香辛料が香るまさにアジア! な味わいはハマってしまいそうです。

ラクサ。クセになる味です。
ラクサ。クセになる味です。

■チキンラーメンファクトリーだってあるんだよ!

また、カップヌードルミュージアムでは、「チキンラーメン」を手づくりできる工房「チキンラーメンファクトリー」も目玉アトラクションのひとつ。小麦粉をこね、のばし、蒸したあとに味付けをし、「瞬間油熱乾燥法」で乾燥するまでの工程を体験することができるそう。

こちらは予約が必要で、料金は中学生以上が500円、小学生が300円。残念ながら筆者が行った際には予約がいっぱいで体験ができませんでした…悲しい…と言うわけでちらっと覗いてみた様子はこちら。スタッフさんが準備をしていると思しき場面と、体験中の子供たちが何かを書いている場面です。楽しそうだったな…。空きがある場合当日でも予約可能ですが、予定が決まっている方はお早目の予約をオススメしますよ!

麺を作っていると思われるスタッフの皆さん
麺を作っていると思われるスタッフの皆さん

ファミリーでいっぱいでした!
ファミリーでいっぱいでした!


■さて、ではオリジナルカップヌードルを作りましょう

さあ、色々と館内を巡っているうちにようやくマイカップヌードルファクトリーの予約時間がやって来ました! ものすごい人の多さで、人気の程が伺えます。いざ、オリジナルカップヌードル!

こちらの体験には入館後に先着順で配布される整理券が必要ですので、ご注意あれ。
こちらの体験には入館後に先着順で配布される整理券が必要ですので、ご注意あれ。

まずはカップを購入。自動販売機に300円を入れると、空のカップが落ちてきます。このカップに、自分だけのイラストなんかを描きこめる模様。なるほどね。手を消毒した後、係の方から、カップのふたや底にはイラストは描けないなどの注意事項を聞きます。

中身は空っぽです
中身は空っぽです


そしてカップのデザインタイム。油性のマジックがテーブルに用意されているので、それを使って思い思いのイラストを描いていきます。製造年月日として今日の日付を書くことも忘れずに。今回は、えん食べデザインに決定。

テーブルに用意されたペンでデコレーションしていきます。
テーブルに用意されたペンでデコレーションしていきます。

えん食べロゴを再現してみました
えん食べロゴを再現してみました

空のカップをスタッフさんに渡して麺を入れてもらった後は、お待ちかね、いよいよ自分だけの味を選ぶ工程へ! スープを4種の中から1種、具を12種の中から4種選び、オリジナルカップヌードルを作るのです。

さかさまの状態から麺を入れるのがポイントなんだとか
さかさまの状態から麺を入れるのがポイントなんだとか

選べるスープは、カップヌードル、シーフードヌードル、カップヌードルカレー、チリトマトヌードル。具は、エビ、コロ・チャー、タマゴ、ネギ、ひよこちゃんナルト、ガーリックチップ、インゲン、チェダーチーズ、カニ風味カマボコ、コーン、キムチ、炭火焼チキン(期間限定)。迷います…迷ってしまいます…。

より取り見取りです
より取り見取りです

しかし、今回のコンセプトはすでに心の中で密かに決めてあったのです。えん食べ特製・スタミナガッツリヌードルを作ってやろう…と。曲りなりにも筆者は女性ですが、ここは男らしくスタミナ系を選んでやろう…と。という訳で、スープはチリトマト、具はコロ・チャー、炭火焼チキン、ガーリック、ひよこちゃんナルトをチョイス。肉・肉・ニンニクにナルトを足したのは、最後の砦、自分への良心ってやつです。てへ。

ナルトがかろうじて茶色さをかき消してくれています
ナルトがかろうじて茶色さをかき消してくれています

アルミキャップでふたをした後にシュリンク包装をすれば、いよいよ完成! 持ち帰り用のエアパッケージに入れれば、世界に一つだけのオリジナルカップヌードルの出来上がりです。いやあー、楽しかった。

アルミキャップ、どーん!
アルミキャップ、どーん!

シュリンク、どーん!
シュリンク、どーん!

エアパッケージ、どーん!
エアパッケージ、どーん!

■出来上がったカップヌードルを食べてみた

完成したカップヌードルを編集部へ持って帰り、実際に食してみました。味はと言えば…いつものチリトマトにガーリックが加わったことで、かなりガッツリとしたお味。ダブルの肉により食べ応えも十分です。ナルトは心を癒やしてくれます。トマトとガーリックが合わない訳もなく、スープもきれいに飲み干してしまいました。

■三連休に出かけてみてはいかがでしょう?

完成から1年ちょっとしか経っていないこちらのミュージアム、すでにかなりの人気がありますが、今後みなとみらいの顔として、赤レンガ倉庫やランドマークタワーと肩を並べる日も遠くないでしょう。取材を忘れ、途中から完全にエンジョイしてしまいました。週末のお出かけに、カップヌードルミュージアム、かなりオススメです!

カップヌードルまんじゅうも販売されています  ここでしか買えないそう
カップヌードルまんじゅうも販売されています
ここでしか買えないそう

ぴよぴよ
ぴよぴよ