二日酔いの朝を表現したグラスが登場しました。Loris Jaccard 氏と Livia Lauber 氏がデザインした「TIPSY」です。両デザイナーによれば、TIPSY は酔っぱらったときに目に移る、歪んだ世界を表現したものだとか。
酔っぱらって、宇宙の真理を理解しちゃったことって、ないですか? テーブルの上の灰皿に、世界のすべての謎の答があると分かってしまう瞬間、飲んでると時々やってきますよねぇ?そんな閃きはだいたい深夜2時頃やってきて、朝日とともに溶けて消えていってしまいます。たぶん、ですけどダリの「柔らかい時計」などの作品は、明け方、そんな閃きが溶けて消えていくときの様子を描いたものなのではないかと思うのです(筆者独断)。
さて、そんな風に閃きが溶けていくときの様子をグラスで表現した(?)デザイナーが英国にいました。スイス出身のデザイナー Loris Jaccard 氏と Livia Lauber 氏です。両デザイナーは、酔っぱらったときに目に移る歪んだ世界をグラスで表現した「TIPSY」を製造・販売しています。

歪んだ世界を表現したグラス「TIPSY」
こんな形をどうやって作ったのでしょうか? 両デザイナーは、まずちゃんとした形のグラスを作ったのだそうです。その後、グラスを高温の窯に入れて溶かすことでこの形を実現したのだそう。

このグラスを

窯に入れて溶かします

溶かします

お酒も、世界もこぼれていきそうです

……。
もはやグラスとは呼べません
「我々は、この変形したグラスがとても気にいった。二日酔いの薬と一緒に届けてくれればもっと良いのに、と思う」

実際に送られてくるのはこんな感じの6個
グラスとして使えないものは含まれないそうです