フィリピンのスナックが食べたい。そう思い立ち、東京・錦糸町のフィリピン食材豊富なお店「アジアヤオショー」を訪れた。ビールのつまみによさそうな品々が色々買えたのでさっそく試してみた。
錦糸町へGO
アジアヤヨショーは錦糸町駅の北口から北斎通りを西へ進んですぐ。輸入食品からエスニック料理でよく使う野菜まで所せましと店内、店先に並んでいる。手当たりしだいに数種類を購入してみた。
魚味のスナック?
LALA FISH CRACKERS(SWEET CHILI)
まずは金色の魚をパッケージに印刷したスナック「LALA FISH CRACKERS(SWEET CHILI)」(110円、税別、以下同じ)。小麦粉を使った揚げ菓子で、名前の通り魚粉を使っているそう。袋はエキゾチックでが、封を開けて出てきた中身は、日本のスナックとそう変わらない。
かじってみると、かなりの塩気とともに甘味が口に広がる。さらに続けて辛さが追いついてくる。チキンライスなど東南アジア料理によく添えてある真赤な調味料、スイートチリの風味そのままだ。魚味とあるが、そちらはさほど強く感じなかった。
豚皮のフライ!
Best 1 CHICHARON LAMAN Strips
お次は「Best 1 CHICHARON LAMAN Strips」(250円)。豚の皮をフライにしたスナックらしい。お店にはフレーバーは何種類かあったがガーリック味を選んだ。
ひとつとって口に放り込むと、豚の皮と聞いて想像した印象と異なり、パリパリ、ポリポリ、ポクポクといった面白い歯ざわり。口の中に入れているときは、あまりコッテリしているとは思わないのだが、食べてしばらくするとかなりお腹にたまる。
居酒屋でそのまま出てきても納得しそうで、ビールが欲しくなる味だ。「サンミゲル」などのさっぱりした海外の銘柄が合いそう。
page 砂糖漬けのタマリンドも……
砂糖漬けタマリンド
Virgo Spicy Smapaloc Candy
3種類目は「Virgo Spicy Sampaloc Candy」(165円)。よくカレーなどに入っている酸っぱいマメの仲間「タマリンド」の実を砂糖漬けにしたものらしい。
キャンディーとあるのでスイーツと思ってつまんでみたところ、ちょっと塩気や辛味もつけてある。そしてもちろんとても酸っぱい。梅干しを連想させる。
お茶やコーヒーと一緒に楽しむよりも、やはりお酒のともにするのがよさそうだ。パッケージにかなり沢山入っているが、酸っぱいので一度に何個もつまむのは難しそう。とはいえ、和食に慣れている舌に意外と違和感のない味だ。
味つけピーナッツ
最後は「Adobong Mani Hot」(155円)。トウガラシとガーリック、それにフィリピンの調味料で味をつけたピーナッツ。
名前にあるアドボというのは、フィリピン料理のお店ではたいていおいてあるあの煮込みだろうか。ピーナッツそのものは塩気はあるも、食べやすい味つけになっている。
ただし一緒に入っているガーリックやトウガラシのスライスを噛むと、ちゃんと辛かったり、強い匂いがしたりする。いわゆる「やめられないとまらない」系で、そばにお酒がなくても、どんどん手が伸びる。
今回買った4種類のスナックの中で最も食べやすかった。
ちなみにアジアヤオショーには、ほかにもフィリピンのチョコレートなど甘いお菓子などがあれこれ置いているので、錦糸町に立ち寄ることがあればのぞいてみるのも面白いかも。
アジアヤオショー
東京都墨田区錦糸1-4-11