ふくや「ツンドラのボルシチ・グランマの味」

ふくやから、2021年5月に惜しまれつつ61年の歴史に幕を下ろした福岡・天神の老舗ロシア料理店「ツンドラ」の名物メニュー「ボルシチ」を、味わいそのままに缶に詰め込んだ「ツンドラのボルシチ・グランマの味」が販売されています。内容量450gで、価格は900円(税込)。

ロシア料理店「ツンドラ」は、1960年に創業者・徳永 初美が福岡天神で開業。まだ福岡には西洋料理店が数えるほどしかなかった時代、ロシアの伝統料理「ボルシチ」は瞬く間に人気メニューのひとつになりました。


10年以上の間「ボルシチ缶詰」を販売していたふくやにも、閉店を惜しむ声と、缶詰の再販を望む声が集まりました。そんな中、創業家の徳永さんがレトルトでボルシチを復活させようとしているという話を聞き、ふくやも復活に向けた後押しをすることに。そしてツンドラの閉店から半年後、レトルトタイプのボルシチの販売が実現。

ただ、レトルトでの復活を果たしたものの、当時からお店でお土産として販売していた「缶詰タイプ」を望む声は根強く、ふくやとしても何とか実現できないかと商品開発を進めてきました。創業家の徳永さんの協力により、使用する具材や味づくりはもちろん、具材のカット方法など、細部にもこだわり、試行錯誤の末にようやく納得の味にたどり着きました。

ツンドラのボルシチ・グランマの味

缶詰のパッケージは当時のデザインを踏襲しながらも、今の時代のテイストも取り入れた“懐かしくも新しい”デザインに生まれ変わりました。今までも、そして、これからも語り継がれていくツンドラのボルシチを表すパッケージになっています。

缶詰だから実現できたゴロっとした具材感と風味豊かな味わいが特徴です。使用する具材にもこだわり、当時お店で提供していたものと同様にお肉には豚バラ肉を使用しており、まさに“あの”ツンドラのボルシチそのもの。賞味期限も常温3年と長期保存が可能。ストックしておけば、いつでも自宅で名店の味が味わえます。