ファミリーマートの「ガトーショコラ」と「チョコがけバウムクーヘン」を食べ比べてみました。それぞれカカオの香りと、ほのかな苦味、深い甘味が味わえる仕立て。おやつに食べるなら1度に1個が丁度良いボリューム。手にとるならどちらがよいでしょうか。
今回のスイーツは「ザッハトルテ」「濃厚ショコラエクレール」と同じくケンズカフェ東京氏家シェフ監修のスイーツ。素材にBean to Bar チョコレートが用いられていることが打ち出されています。
ガトーショコラ
ガトーショコラは販売価格198円(税込、以下同じ)でカロリーは228kcal。Bean to Bar チョコレートのほどよい苦みがきいています。使われているチョコレートのうち約30%が「エクアドル・スペシャル」。
シンプルなバータイプで、ずっしりと重みを感じます。カットしてみると断面から生地に含まれるチョコレートの量がうかがえます。
ひとくち食べると、ねっとり、と言いたくなるほどのチョコレート感。カカオの香りが高く、ほのかな苦味と奥深い甘味があって洋菓子専門店のケーキに遜色ないと思えるできばえ。
チョコがけバウムクーヘン
チョコがけバウムクーヘンは販売価格が190円で、カロリーは270kcal。チョコレート味のバウムクーヘンにチョコレートがかけられた「チョコづくし」の品。しっとりとした食感で、チョコレートと一緒に食べた際に生地自体の味もしっかりと感じられる仕立て。使われているチョコレートの約23%がエクアドル産チョコレートです。
表面のつややかさと真ん中に穴の開いた輪のような形状という組み合わせで、ちょっぴりチョコレートがけドーナツを連想しますが、カットしてみると中はふわふわのケーキ生地。なるほど確かにバウムクーヘンでした。
口に運ぶと外側のチョコレートはパリパリと小気味よい歯ざわりで、カカオの風味が強く、内側の生地はやわらかくかつしっとりして、こちらもカカオの個性が立っています。ほどよい苦味がアクセントになって、ぱくぱくと1個すべてあっという間に食べてしまいたくなる、飽きの来ないできばえ。
今回のチョコレートスイーツはどちらも飲み物を合わせるなら、さっぱりしたストレートの紅茶がぴったりです。ちなみにもしお店で最初に手に取るなら、迷うところですが、チョコがけバウムクーヘンをお勧めします。チョコレートと生地が引き立てあって、よりカカオの特徴を感じ取りやすいメリハリのはっきりしたお菓子です。