あわ家惣兵衛
東京・練馬の和菓子のお店「あわ家惣兵衛」。かわいいキャラクターの創作和菓子もよく登場するお店ですが、今回は「ねこの和菓子」シリーズをあるだけ食べてみました。立ち寄ったのはあわ家惣兵衛が期間限定で東京・五反田駅地下に出店したアンテナショップ。3月いっぱいまで営業しています。こちらで扱っている、ねこの和菓子合計8種類を購入してみました。
ねこの和菓子
猫のどら焼き、猫の饅頭、猫の最中と、とにかく猫だらけ。ひとつひとつ味を見てみることにします。併せてそれぞれの販売価格も紹介します。表記はすべて税込です。なお、ねこの和菓子のうち、ブサ猫柄の3種類以外の5種類は「猫づくし」としてセット購入もできます。販売価格は1,400円です。猫どら焼き
「猫どら焼き」の価格は270円。はちみつバターの味わいが生きた「かほり豆」を使った一品。猫シリーズの和菓子の中では最も大ぶりで、どでんとインパクトのある顔をしています。
餡(あん)は小豆の粒が大きくかつみっしり入っていて歯ざわりが楽しく、ふんわりした生地との相性はぴったりです。ボリュームは大きくてずっしりお腹にたまります。
肉球饅頭
「肉球饅頭」は259円。猫の肉球(にくきゅう)をモチーフに、もちもちした食感の生地でこし餡を包んであります。さわるとふにふにして楽しいおまんじゅうです。
皮には山芋(やまいも)が入っていて、いわゆる薯蕷饅頭(じょうよまんじゅう)を思わせる軽やかなやわらかさ。こしあんは舌ざわりがなめらかで、みっしり入っていますが、食べごたえはそう重くありません。
ねこ饅頭
「ねこ饅頭」は259円。縁起のよい猫をモチーフに、もちもちした食感の生地でこし餡を包んであります。ほっぺの丸まっこさがかわいらしい。
皮には山芋(やまいも)が入て、ふわりとした薯蕷饅頭風。味は肉球饅頭と同じという印象。でも両方並べると楽しい。
三毛ねこ饅頭
「三毛ねこ饅頭」は259円。縁起のよい猫をモチーフに、もちもちした食感の生地で胡麻餡を包んであります。心なしか生意気そうな顔をしていて、それがまたかわいらしい。
皮に山芋(やまいも)が入ったやわらかな薯蕷饅頭風。胡麻餡はなめらかですがゴマの風味が強く、ちょっと中華の芝麻球(ごまだんご)を連想する味わいです。
チョコねこ饅頭
「チョコねこ饅頭」は259円。もちもちした食感の生地で白あんベースのチョコチップ餡を包んであります。くりくりした目が楽しそうな表情。
皮に山芋(やまいも)が入ってふんわりした薯蕷饅頭風。チョコチップ餡はチョコレートの香りが強く、白いんげんの風味を圧倒していて、和菓子というより洋菓子の印象です。
ブサねこ饅頭
「ブサねこ饅頭」は194円。黒糖蜜をたっぷり使ったもちもちの生地でやわらかなこし餡を包んでいます。ブサ猫という名前の割にキュートなお顔です。
生地から黒糖蜜のこうばしい香りがぷんとただよって、野趣あふれる雰囲気。なめらかなこし餡とよく合っています。
ブサ猫もにゃか(小豆)
「ブサ猫もにゃか(小豆)」は200円。北海道産小豆を使ったこうばしい最中。魚を抱えたブサ猫がお座りした格好がユーモラス。
小豆がごろごろの粒あんですが、餡そのものは饅頭などよりねっとりとして伸びるしたてになっています。パリパリした最中の皮とのコントラストが楽しい食感です。
ブサ猫もにゃか(さくら)
「ブサ猫もにゃか(さくら)」は200円。桜の葉が入ったこうばしい桜餡を詰めた最中です。柱にもたれたけだるげなブサ猫のデザインがほのぼの。
色鮮やかな桜餡は、強い桜フレーバーがしますが、いわゆる「桜餅」の味よりもっと鋭い印象。餡はねっとりと伸びる仕立てで、パリパリの最中の皮との対比が楽しめます。
どれを買ってもかわいらしさは間違いなしです。あえてお勧めを挙げれば、猫づくしセットか、単品でしたらねこ饅頭、三毛ねこ饅頭、肉球饅頭が特に満足度高めです。
住所:東京都練馬区大泉学園町7-2-25