栄太楼「さくらゼリー」
花一輪を閉じ込めたさくらゼリー

秋田にある「菓子舗榮太楼」の春向きスイーツ「さくらゼリー」を食べてみました。桜の花が一輪、開いたかたちで閉じ込めてあって、ゼリーからは桜リキュールが香る、すっきり淡い甘味のお菓子です。

栄太楼「さくらゼリー」
落ち着いた色合いの包み紙です

秋田の榮太楼は明治16年(1883年)創業。東京には文政元年(1818年)にさかのぼる「榮太樓總本鋪」がありますが、それぞれ別のお店です。


栄太楼「さくらゼリー」
秋田のお店!

さくらゼリーは秋田の榮太楼で平成16年(2004年)に登場したもの。価格は3個入りが1,050円(税込)。JR秋田駅や秋田空港の店舗に加え、直販サイトから通販購入できます。ただしその場合は送料が別途かかります。

栄太楼「さくらゼリー」
きれいなピンク色

栄太楼「さくらゼリー」
華やかです

落ち着いた色合いの包装紙を解くと明るいピンクの箱が登場します。中にはドーム型の透明な容器が3つ。うっすら色づいたゼリーの中に花が咲いたかたちで固めてあります。なんだか「水中花」のようです。

栄太楼「さくらゼリー」
3個入りが手ごろ

裏にかぶせてあるフタといっしょに飾りになっている薄緋色の紙を外し、シールをはがすと、桜リキュールの芳香とともにゼリーのつるんとした表面があらわになります。

栄太楼「さくらゼリー」
水中花みたい

ゼリーはとてもやわらかいので、皿に移す際は慎重に。スプーンでつつくとぷるぷると震えます。

栄太楼「さくらゼリー」
やわらかめのゼリーです

いよいよ味を見ます。ひと口目から中に入った桜の花を食べてみたいところですが、サイズがかなり大きく、簡単にはすくいとれないので、まずは周囲のゼリーをちょっとずつ削って食べてゆきます。

桜餅などとは少し違った、すっきり淡い甘さと後を引くかぐわしさがあって、とても食べやすい味です。まわりのゼリーを食べおいたら、いよいよ桜の花をすくいます。花はシャクシャクというわずかな歯ざわりがあって、ゼリーより風味を濃く感じて、かみしめているうちにお花見気分が高まります。

栄太楼「さくらゼリー」
花はシャクシャクとした歯ざわりで、ゼリーより濃い桜の香り

飲み物は日本茶も紅茶も合う、和洋折衷の雰囲気。なお販売期間は6月までとなっています。
菓子舗榮太楼秋田駅トピコ店
住所:秋田県秋田市中通7-1-2