
カロリーやコレステロール、脂肪分を抑えた料理作りに。マルコメ「大豆のお肉」シリーズをご紹介します。
大豆のお肉
大豆のお肉シリーズは、大豆を原料としたお肉の代替食品。そのまま使えるレトルトタイプ、お湯で戻す乾燥タイプ、冷凍タイプなどが展開されています。形状もミンチ、フィレ、ブロックとさまざま。
今回はレトルトのフィレで「豚の生姜焼き風」を、乾燥のミンチで「麻婆豆腐」を作ってみました。果たして再現度は?
大豆のお肉 レトルトフィレタイプ
開封したらそのまま「お肉」として調理に使えるレトルトタイプ。90g入りで価格は238円(税別)でした。
ひと切れのサイズは3~4cm程度。しっとりとして、見た目はゆでた豚肉のようです。


今回は豚肉の生姜焼きに、豚肉の代わりとして利用。調理手順や味付けは一般的な豚生姜焼きのレシピのままで作りました。


お味は?
食感はかなり肉!炒め料理で加熱され少し縮んだ豚に近い、ジューシーでほどよい噛み応えが楽しめます。
食感に比べると味の再現度は低め。あっさりとしてたんぱくで、お肉らしいうまみや脂の甘みは感じられません。なまじ食感が肉そのものだからこそ、味の薄さに「?」となってしまうかも。

ただし肉単体に集中せず、たれをたっぷり絡め、マヨネーズをつけ、キャベツと一緒に口に入れるなどすると割と気にならなくなります。味を濃くしたり風味をあれこれ混ぜ合わせると良いかもしれませんね。
なお調理前の状態では大豆っぽい香ばしさこそあれどほぼ無味。用途が限定されないのでどんな料理にでも使えます。
大豆のお肉 乾燥ミンチタイプ
こちらは使う分だけお湯で戻して使う乾燥タイプ。100g入り(お湯で戻すと約4倍になります)で価格は398円(税別)でした。



ミンチタイプの見た目はまんまひき肉。麻婆豆腐を作ってみましたが、使い勝手もひき肉と特段違うところはありませんでした。しいて言えば手で触ってもベタベタしないのが良い。

お味は?

たれのうまみが濃く、濃厚な麻婆豆腐。ピリッとした辛さも手伝って、いい感じに“肉への集中力”をそいでくれます。これだったら知らずに食べたら気づかないかも!豆腐と合わせればもちろん、ひき肉だけつまんでも本物のお肉ではないと見抜けるか微妙なところでした。

まとめ
肉のおいしさを活かすようなメニューというより、野菜などの様々な素材と合わせ、濃く複雑に味付けた料理(中華や煮込みなど)に適任という印象。はじめは「ちょっと物足りないな」と感じるかもしれませんが、慣れてくるとあっさりとした味わいと食後の口の中や胃の軽さが心地よくなってきます。
完全にお肉とは言えないけれど、豆腐などを使った置き換えレシピよりは断然“肉っぽさ”が楽しめる「大豆のお肉」。食卓から動物性食品を減らしたいときはぜひお役立てください。