お土産にまるか食品の激辛カップ焼きそば「ペヤング 激辛やきそばEND」をもらったけど、正直、食べきる自信はない。まれによくあることだと思います。そこで今回は辛さを和らげる方法を色々と実験してみました。
ペヤング 激辛やきそばENDは希望小売価格193円(税別)、カロリーは554kcal。お昼ご飯にぴったりのボリュームです。
ちなみに「ペヤング史上最強の激辛」と銘打たれており、激辛好きにはおなじみの一品。今回はその辛さを和らげるべく「お酢」「マヨネーズ」「ヨーグルト」という3種類の調味料・食材をかけてみることにしました。
まずは包装を外し、かやくをかけて熱湯をそそぎ、湯切りをしてソースを加え、よくまぜてカップやきそばを完成させます。いったんそのまま味見。最初の口あたりこそ「あれ?それほど辛くないのでは?」と思わせますが、あとから舌が痛くなるほどのトウガラシの風味が襲ってきます。うっかり量を多く頬張ったら悶絶しそう。
お酢
味を和らげるためにお酢をかけてみます。ひと口分のやきそばを取り分けてから、小さじいっぱいほどのお酢を垂らし、たぐってみます。
するとどうでしょう。先ほどとはうってかわってさっぱりした味わい。最初の口当たりが格段にさわやかになります。ヒリヒリとした後味がなくなる訳ではありませんが、かなり食べやすくなった印象。ただし一度にほおばる量を増やすとやはり強烈で、また食べ進めるにつれて後味の辛さが少しずつ残り、徐々に蓄積してゆくので油断は禁物です。
マヨネーズ
次にマヨネーズを試してみました。小さじ一杯分ほどをひと口分のやきそばに出し、よく混ぜてから頬張ります。
やわらかくなめらかな舌ざわりで、独特な香りも加わり、ジャンクな味わいがさらに増します。やはりヒリヒリとした後味は残りますが、マヨネーズのコーティングがされた麺はするするとお腹に収まりやすく、量を多めにほおばってもそこまで強烈さは感じません。ただし食べ進めるにつれ辛さが後に残り、蓄積してゆくのだけは止められません。
ヨーグルト
続いて無糖のプレーンヨーグルトを足してみます。インドカレーの店でドリンクとして出てくる「ラッシー」に着想を得た試みです。
小さじ一杯分ほどをひと口分のやきそばと和えて見ると、やわらかくなめらかな舌ざわりで、かつ乳製品ながらさっぱり感もあり、マヨネーズよりくせがなく、なんだかやきそばではなく別の料理を食べているような心地です。ヨーグルトのコーティングがされた麺は、ひと口に沢山ほおばってもそこまできつい辛さがありません。もっとも後味のヒリヒリ感だけは今度も尾を引きます。
3種類の調味料・食材を比べてみたところ、単品で使うならお酢が最も辛さを抑えてくれました。
次点のマヨネーズとヨーグルトは、味をまろやかにする効果は互いに甲乙つけがたいのですが、ヨーグルトは料理としての味が変わってしまうため、マヨネーズの方が相性がよいかと思われます。ただし食後のドリンクやデザートにヨーグルトを選ぶのは悪くなさそうです。
なお、お酢とマヨネーズを組み合わせると、単体で使うよりもさらに辛さを抑えてくれます。しかしそうして食べ終えたやきそばは、決して消えてなくなる訳ではなく、後になってお腹から喉にいたるまでじわじわと余韻のようにトウガラシの刺激を伝えてくるので、激辛に慣れない体は思わず震えが来ます。
ひょっとしたら人類がどれだけ工夫を重ねようと、このヒリヒリ感を完全に御す方法はないのかもしれない。そんな気持ちさえ抱かせます。おそるべしペヤング 激辛やきそばEND。