「伝説のラーメン店」とも呼ばれる「なんでんかんでん」が東京・渋谷に登場したとのことで、食べにいってみました。濃厚でまろやかな白濁スープに細く固めの麺が入った、まさに王道な豚骨ラーメンです。
ちとせ会館「渋谷肉横丁」
なんでんかんでんがあるのは、渋谷の中心部にある「ちとせ会館」2階の「渋谷肉横丁」。飲食店が多数集まったフロアです。階段を上がってすぐのところにある細長い小さなお店。夜17時からの営業ですが、開店してすぐでも席はかなり埋まっていました。
テレビ番組でも取り上げられる有名店とあって、以前からのファンらしきお客がお店の人と短く会話を交わす光景も見られましたが、大半の人は目の前のラーメンを食べる方に集中しています。
王道な豚骨ラーメン
メニューはトッピングが多様ですが、基本の「ラーメン」を頼んでみました。販売価格は820円(税込)。麺の固さは注文時に指定できます。
待っている間にテーブルの薬味を眺めることに。ゴマ、ニンニク、青ネギ、紅ショウガ、高菜。どれも好きなだけかけてよく、味が薄いと思ったら「うまみ汁」という調味料を足せるようになっています。
しばらくするとラーメンが運ばれてきます。白く泡立ったスープに、細い麺が入って、キクラゲ、板海苔、ネギ、チャーシューが一枚。いかにもスタンダードな豚骨ラーメン。
レンゲでスープをすくって飲んでみると、クリーミーでこってりしていて、脂のうまみもよく出ています。塩気はほどよく、調味料を足す必要はないと感じました。さっそくテーブルの薬味をあれこれ追加してみます。
紅ショウガをのせると見た目も華やか。まずはチャーシューをかじってみます。柔らかく舌の上でくずれるようで、豚肉の風味がしっかりしていますが、強い香りはついていません。スープと一緒に口に入れるとより楽しめます。
麺の固さは「普通」を選びましたが、それでも固め。キクラゲと一緒にかむとそれぞれの歯ざわりの違いが小気味よく感じられます。スープにとてもよくからみます。
薬味はどれも多めに入れてしまって問題ありませんが、一番しっくりくるのは紅ショウガ。ほどよい酸味がまろやかな豚骨スープを引き立ててくれます。
一杯で満足できるボリュームですが、160円で麺の追加「替え玉」も注文できるので、お腹に自信があればぜひどうぞ。
なんでんかんでん
東京都渋谷区宇田川町13-8 ちとせ会館2階
住所:東京都渋谷区宇田川町13-8