大戸屋の期間限定メニュー「きのこと炭火焼き鶏の塩出汁とろ旨鍋定食」を食べてみました。「とろろ」や「なめこ」の入ったとろとろ熱々の鍋に、柚子胡椒を加えるとピリ辛の風味も楽しめます。
価格は890円(税込)で、カロリーは531kcal。お店で丁寧にひいた出汁に塩麹を加え、 冬野菜の白菜と長ネギに、 しいたけ、 しめじ、 なめこと3種類のきのこを加え、 焼いた鶏肉をのせてあります。小鉢にとろろ、漬物、柚子胡椒がついています。
ぐつぐつと煮え立つ土鍋に入って登場するので、まずは小鉢の冷たいとろろを加えます。ほどよく食べやすい温かさになったら、さっそくレンゲですくうとやさしい口あたりながら、しっかり出汁がしみて絶妙の食べ心地。ご飯にかけても相性がよく、焼き鳥と一緒に頬張っても絶妙です。
続いて柚子胡椒をのせた焼き鳥をいただきます。薄緑の薬味は少量でも喉、胸、お腹がかっかと熱くなる辛さ。もし柚子胡椒にもカレーのような甘口、辛口があるとすれば、これは間違いなく辛口です。つんとさわやかな柑橘の香りともあいまって、ほっこりした鍋の雰囲気をきりっと引き締まったものに変える劇薬のような調味料なので、入れるか入れないかはじっくり考えてからどうぞ。
きのこは、なめこのとろみが、しいたけとしめじにもからんでいて全体にとろとろ。これまた出汁がよくなじんで「きのこ汁」のような味わいになっています。
長ネギや白菜はほどよく火が通っていて、焼き鳥と一緒に食べるのはもちろん、とろろにからめたり、そのままご飯のおかずにしたりしてもおいしい。
具材を食べ終わっても出汁は最後までレンゲですくって飲みたくなります。すべて平らげるころにはすっかり体も温まる冬向きの定食でした。