フィンランドのスタートアップ企業Solar Foodsが、空気と水、そして電気で作るフード「Solein」を発表しました。

Solar Foodsが開発中の「Solein」
空気と水、そして電気で作るフード「Solein」

環境になるべく負荷をかけない食べ物の製造を目指したもの。Solar Foodsによれば「Solein」の製造工程は、イースト菌や乳酸菌のそれに近いのだとか。

Solar Foodsが開発中の「Solein」
「Solein」の製造工場(イメージ)

タンパク質を含む食品を生産するには多くの水が必要になります。Solar Foodsによれば、牛肉1キロを生産するには1万5,500リットルの水が必要なのだそう。効率が良いとされる大豆であっても2,500リットル必要となるそうです。ところが「Solein」1キロの製造に必要な水はわずか10リットル。大豆の250分の1で済み、環境負荷を減らせます。

Solar Foodsが開発中の「Solein」
「Solein」の製造に必要な水の量は大豆の250分の1

製造では電力を必要としますが、その電力も再生可能エネルギーを活用。環境負荷の軽減を目指します。その他、「Solein」には、生産量が天候やその土地の気象条件、土質などに左右されないというメリットもあるとのこと。

こうして作られた「Solein」の味は「小麦粉」によく似たものとなるそう。ただしその成分は小麦粉とはかなり異なり、50%がタンパク質、5-10%が脂質、20-25%が炭水化物という割合になります。

Solar Foodsが開発中の「Solein」
見た目も小麦粉っぽい?
でも高たんぱくなのはうれしい

Solar Foodsは、2021年後半の「Solein」の販売開始を目指しています。2023年の終わりまでには年間20億食の生産を目標としているのだとか。牛肉や大豆からではなく、空気や水、電気からタンパク質を摂取する時代が近づいているのかもしれません。