デザートはバスク伝統のお菓子
デザートはガトー・バスクというケーキにした。バスク地方のフランス側では昔からあるお菓子で、サブレの生地にカスタードをつめて焼いたものとか。シンプルでほどほどの甘さで、舌ざわりはむっちり、こってりしている。横に添えてあるアイスは軽く、さっぱり口どけがよくジェラート風。
一緒に出してもらう食後のドリンクはコーヒーにする。こちらは相当に苦い。一口飲むだけでデザートの味を一瞬でリセットしてくれる。さらに小さなフィナンシェもついてきた。よくカフェなどで売っているものと少し味が違い、しっとりはしておらず、むしろフワフワとした口あたりで、ほんのちょっとだけフレンチトーストに似ている。
前菜から主菜、デザートまで、フランス料理のようなスペイン料理のような、でもどちらとも違うような、不思議で楽しいごはんだ。