
福岡銘菓 如水庵「筑紫もち」
福岡銘菓、如水庵の「筑紫もち」。筑紫平野などの“ヒヨク米”をこだわりの水で煉り上げたもち菓子です。淡い紫色を基調とした上品なパッケージ。表にも裏にも、万葉集にのった梅の花の歌が書かれています。9個入りの価格は1,080円(税込)。


風呂敷のような紙でひとつずつ包装。中にはきな粉がかかったもちと別添えの黒蜜、専用の楊枝が入っています。


如水庵のパンフレットによると、食べ方は「三段流」「別添流」「蜜ノ池流」など様々なスタイルがあるもよう。まずは筑紫もちのポテンシャルを最大限に引き出せるという「三段流」で。
“三段流” で実食
最初はそのままもちだけを楽しみます。柔らかさの中で感じる歯をはね返すようなむちっとした弾力。その食感はまるでつきたてのもちのよう。ほのかな甘みもあるので、これだけでも十分おいしい。
次にきな粉をたっぷりまぶして。きな粉には、国産大豆の中でも0.5%しかとれない希少な“タマホマレ”を使用。皮をむいてから豆をひいているので、舌の上でスッと消える繊細な口どけ。香ばしさだけはしっかり残り、鼻からふわりと抜けていきます。

最後は別添えされた黒蜜の出番。黒蜜をトロリとまとったきな粉もちがおいしくないわけない!コクのある甘みが加わることでより豊かな風味が楽しめます。

“別添流” で実食
広げた包み紙の上にもちを出し、空になった容器を黒蜜皿として利用。もちを黒蜜に浸しながら楽しみます。
この食べ方の利点は、黒蜜の量を好みに合わせて調節しやすいところ。上からかけるともちの一面にしか黒蜜がのりませんが、この方法なら全体にたっぷりまとわせることも。せっかくもちが3つ入りなので、黒蜜のベストな量を探るのも良いかと。

シンプルながらも様々な楽しみ方ができる「筑紫もち」。どの食べ方でもおいしいことだけは間違いありません。