素朴な味わいにホッとする「おはぎ」。ちょっぴり地味なイメージがありますが、それを覆すおはぎの専門店が東京にあります。
店の名は「タケノとおはぎ」。世田谷の桜新町と、目黒の学芸大学の2店舗が展開されています(記事執筆時点)。今回訪れた学芸大学の店舗は、外観も内観も小洒落たカフェのよう。
おはぎは、定番の「つぶあん」「こしあん」のほかに数種類が日替わりでラインナップ。7種類の中から「つぶあん」「こしあん」「ナッツ」「モカと無花果(イチジク)」「よもぎと抹茶」を購入しました。
食べる前に注目してほしいのがパッケージ。店名が書かれた曲げわっぱに入っています。貼られているマスキングテープは、買う時に数種類から好きなデザインを選べるのもうれしいところ。
◆つぶあん、こしあん
おはぎは2口くらいの小ぶりなサイズ。ほくほくとしたつぶあん、サラリとしたこしあんは、どちらも粒をほどよく残した米と絶妙な一体感。甘さは控えめで、小豆の風味が舌を優しく包んでいきます。
◆ナッツ
アーモンド、ウォールナッツ、カシューナッツ、ピスタチオをたっぷりまぶしたおはぎ。ザクザクカリッとした食感がとにかく楽しい!ナッツの香ばしさとほのかな苦みが、白あんの甘みとよくマッチしています。
◆モカと無花果
口にするとコーヒーの芳醇な香りがふわり。苦みはなく、まろやかなコクが広がります。イチジクのプチプチとした食感と、凝縮されたような濃い甘みがアクセント。
◆よもぎと抹茶
今回食べたものの中では最も香り豊か。よもぎと抹茶の爽やかな香りが鼻に抜けていきます。甘すぎず上品な後味。
おばあちゃんが作ってくれたような“温かさ”と、様々な素材を組み合わせた“新しさ”を持ち合わせたおはぎ。華やかな見た目とほっこりするおいしさに、思わず笑みがこぼれるはず。手土産にもぴったりです。
住所:東京都目黒区中町1-36-6