スーパーの冷凍食品コーナーを覗くと、「夜九時のひとり呑み」という商品を最近よく見かけます。がんばった1日の終わり、ひとりでゆっくり飲むお酒に合うおつまみとして開発されたシリーズだそう。気になったので、3つほど買ってみました。
食べてみるのは「豚角煮」「よだれ鶏」「揚げ茄子の煮浸し」。どれも“ひとり呑み”用とあって、1食80g入りと控えめなボリューム。価格はスーパーによって多少違いましたが、高いところだと税込429円(豚角煮)しました。なかなかの高級冷凍食品だぞこれ…。
ちなみにこのほか、「れもん豚カルビ」「ヤンニョムチキン」「にんにく空芯菜」といった商品もあるようです。
夜九時のひとり呑み
作り方は簡単です。パッケージのフタを点線まで開け、そのまま電子レンジで温めるだけ。商品によって温め時間が異なるので注意。揚げ茄子の煮浸し
まずは、揚げ茄子の煮浸し。さっと揚げたなすを、香り高いかつおだしと大根おろしでいただく一品。ピーマンがちらほらと入っています。1食67kcal。なすがトロットロ…!ぎゅっと噛みしめるたび、じゅわっとあふれる甘い汁。かつおだしのうまみと油のコクが、ビールを呼んでいます。ピーマンのシャキシャキ食感とほろ苦さがアクセント。うっまい…すごくホッとする。
よだれ鶏
続いて、よだれ鶏。しっとりと蒸し上げられた鶏肉に、花椒の香る自家製たれが合わされた一品。1食109kcal。けっこう容赦なく辛い!花椒のびりびりくる香りや、豆板醤のガツンとくる辛みが鼻腔と舌を刺激してきます。鶏肉はやわらかく、しっとりジューシー。これをキンと冷えたビールで喉の奥へと流し込む瞬間の爽快さったら…!
カリカリのクラッシュアーモンドやごまのトッピングで香ばしさを足してありますが、とにかく「ヒー」となるほど辛い。そして、うまい!
豚角煮
最後は、豚角煮。濃厚なたれでじっくり煮込まれた豚肉と、チンゲンサイが合わされたもの。粒山椒をきかせて仕上げられています。1食206kcal。豚肉がやわらか~い!とろける、というほどではないにしても噛むとふわっとほぐれるほどで、ほっぺた落ちそうなくらい美味い。肉のくさみもない。
脂ののった角煮に絡む、甘じょっぱいとろみのあるたれ。これをピリッと山椒が引き締めます。チンゲンサイはくたっと煮込まれていますが、しゃきっとした歯ごたえも。
値段の高さに最初はびっくりしましたが、このおいしさなら納得…かな?もうちょっと安価で買えたら嬉しいんですけどね。「今日は頑張ったな」という日にちょっと奮発して、自分にご褒美をあげてみてはいかがでしょうか。もちろん、お酒の用意をお忘れなく。