カフェ併設の器のお店「器と珈琲 織部 下北沢店」。下北沢駅から歩くこと5分ほど、閑静な住宅街の一角にそのお店はあります。
奥に個性豊かな器がズラリと並ぶ店内。ゆったりとくつろげる落ち着いた雰囲気です。爽やかな風が吹き抜けるテラス席も。
メニューはこだわりのコーヒーをはじめ、フードやデザートも豊富にラインナップ。店員さんにおすすめを聞いたところ、夏はかき氷が人気とのこと。訪れた日も暑かったので、かき氷の「抹茶みるく」と「黒蜜きなこ」を注文しました。価格は各600円(税込)。
先に運ばれてきたのは抹茶みるく。透明感のある涼やかな器に氷がこんもり盛られています。抹茶のグリーンも相まって、山のようなビジュアル。
氷を口に入れた瞬間はシャクシャク。舌の上にのせるとその熱で儚げに溶けていきます。お祭りの屋台で食べるザクッとしたかき氷と、流行りの粉雪みたいなふわふわかき氷、どちらの良さも持ち合わせた絶妙な舌触り。
氷が溶けると同時にふわりと鼻に抜けていく爽やかな香り。抹茶の旨みが濃く、おだやかな渋みがあと口に残ります。そこに練乳がミルキーな甘みをプラス。少し溶けてくるとまるでキンと冷えた抹茶ラテを味わっているようです。
黒蜜きなこは、心落ち着く和の味わい。黒蜜のコクときなこの香ばしさが一体となって押し寄せます。濃厚な甘みと氷の清涼感が良いバランス。
食べ進めると中から+100円で追加したあずきが登場。ホクホク粒感の残ったあずきが、食感も味わいも多彩にしてくれます。
どちらも思ったよりボリュームがあって、食べ終わる頃には暑さで火照った身体がスーッと涼やかに。夏が終わる前にもう一度かき氷を食べに来たいな、と考えながら帰路につきました。
住所:東京都世田谷区北沢2-2-3