広島の地酒とおつまみ
広島のお酒!おつまみ!

広島のおいしいものが今すぐ食べたいと、思い立ち、アンテナショップに行くことにした。東京・銀座にある「ひろしまブランドショップTAU」は広島のお酒もつまみもスイーツもてんこもりだ。

場所は東京メトロ銀座一丁目の6番出口からすぐ、もしくは有楽町駅京橋口から柳通りを進んでしばらく歩くとたどりつく。

ひろしまブランドショップTAUの外観
こちらが入り口

このあたりは色々な県のアンテナショップが集まっていて、どれもおしゃれな雰囲気。ひろしまブランドショップTAUも、高級スーパーを思わせる店構えだ。しかし一歩でも店内に入れば、熱い広島カラーに染まっている。

広島カープのグッズ
カープ一色のコーナーも

こんなにカ―プ関連品が充実したお店はそうそうない。1階は食品などが並び、2階に上がるとお酒が沢山。広島市や呉市、東広島市など県内各地の地酒がところせましと陳列してある。

義援金コーナーの樽
お酒コーナーには義援金を受け付ける樽

それにしても腹が減った。ご飯を食べるところはないかと探してみると、何と4個所も。3階の広島食材を使ったイタリアンに、2階のお好み焼き、地下1階には広島食材を生かした和食。迷うがここは1階の広島式汁なし担担麺「キング軒」銀座出張所にしよう。

お昼は広島式汁なし担担麺

広島式汁なし担担麺
お昼は「キング軒」の汁なし担担麺。トウガラシと花椒(ファージャオ)でピリリ

キング軒の汁なし担担麺はピリリとした味付けがうりで、辛さを1辛、2辛、3辛、4辛から選べる。辛いのが苦手な人はゼロ辛を頼めばだいじょうぶ。とりあえず普通の辛さという2辛を頼んだ。ついでにライスと温泉卵をつけたランチセットにする。価格は680円(税込、以下同じ)。

まずお盆を受け取った瞬間から香辛料が鼻をくすぐる。花椒(ファージャオ)という山椒の一種をたっぷりかけてあるようだ。風変わりだなと思いつつ箸をつけたが、麺がしっかりまとまってかたまり状になっている。びっくりして周囲を眺めると説明書きが。よく混ぜて食べるようだ。早く口に運びたいのをこらえて麺を肉ミソやタレ、ネギとよくあえると、不思議とほぐれてくる。

それではと一口。花椒の味は混ぜるとそこまで主張してこない。一方で伏兵のようにゴマの風味が広がる。メンは硬くしなやか。普通の辛さを頼んだはずなのに舌がちょっとヒリヒリする。卓上にはお好みでトウガラシや花椒を足せるようになっている。温泉卵に麺をつけて味を変えてもいいようす。空になったあとの坦坦ご飯も試してすっかり満足した。

呉のスイーツ「れもんげ」

呉のスイーツれもんげ
れもんげはレモンのメレンゲみたいなお菓子

昼食のあと、1階の食品コーナーでお土産に買ったのは、まず呉市発のスイーツ、香りを食べるお菓子こと「れもんげ」。卵白に甜菜糖(てんさいとう)、広島産レモンを使ったレモン味のメレンゲのようなもの。価格は421円。

味わってみると、口どけのよい食感にほのかな酸味と甘味、レモンの香りがした、と思った瞬間にはどこかへ消える。ちゃんと確かめたくてつい何粒も試してしまう。

呉の地酒「千福」とおつまみ

広島の地酒とつまみ
呉の地酒に、カキのおつまみ

他方、2階のお酒コーナーを回った際に目が合ったのが、呉の地酒「千福」。吟醸酒が「呉氏爆誕カップ」という面白いカップ酒になっている。カップに描いてあるキャラクターの「呉氏」はどこかで見たな、という記憶をたどると、思い出したのが以前インターネット上で話題になった動画だ。

呉の地酒のカップ
どこかで見たような

キレのいいパフォーマンスを披露していたな、と親近感が沸き、購入を決定。価格は421円。ついでにおつまみも欲しくなり、1階で「レモ缶ひろしま牡蠣」を追加で買う。こちらは540円。

さて千福の呉氏爆誕カップを一口。はじめに舌に触れるのはふっくらした甘さで、とても飲みやすい。アルコール分が16.5度とは信じられない。ただし後味にビリッと辛さがあるのが日本酒らしい。これはワンカップをごくごく飲み干せてしまいそう。

空にならないうちにとつまみのレモ缶ひろしま牡蠣を開封。蓋をはずしたとたんにオイスターの匂いがぷんとする。一粒ほおばるとうまみがしっかり広がる。オリーブオイルに漬かっているせいで、インスタントアヒージョというおもむき。レモンは主張しないようでいて、じっくり確かめるとちゃんとする。カキのうまみと酸味や柑橘の香りがうまくひとつになっている。

広島のカキのおつまみ
インスタントアヒージョというおもむき

このカキをつまみに、千福の呉氏爆誕カップをあおると、濃厚な海鮮の風味をすっきりした日本酒の味がリセットしてくれるので交互に口に運ぶことでずっと新鮮に楽しめる。

いつの間にかカキの缶は空になっていたが、中にはまだレモンを利かせたオリーブオイルが残っている。バゲットかなにか、ひたして食べるパンを用意しておくべきだったと悔いる。だがお酒のおつまみとしては十分に役割を果たしてくれた。

ほろ酔い気分でカップを片手に目をつぶると、キレのいいダンスを披露していた呉氏の姿が、にぎやかな港の景色とともに浮かんでくる。

すっかり気持ちよくなりながら、ひろしまブランドショップTAUにはそのうちまた行きたいなと、ふと勢いで作ったポイントカードを見下ろす。

TAUのポイントカード
カードも作っちゃった…

さらにまた広島の状況が落ち着いたら、あちこちをめぐりたいな、と考えるのだった。
ひろしまブランドショップTAU
住所:東京都中央区銀座1-6-10