
みなさんはお気に入りの牛丼チェーンってありますか?家や会社から近いという理由で通っていても、各社食べ比べて一番好きなお店を決めた、という人はそんなに多くないのでは?
そこで今回、編集部が「吉野家」「松屋」「なか卯」「すき家」の牛丼を食べ比べてみました!その結果、味つけやお肉のボリューム感にも意外と違いがあったのです…。
吉野家・松屋・なか卯・すき家「牛丼」食べ比べ
今回食べ比べるのは価格が近いこちらの4品。いずれも東京都内で購入しました。価格はいずれも実食時点の税込み価格。吉野家「牛丼」並盛380円
松屋「プレミアム牛めし」並盛380円
なか卯「和風牛丼」並盛380円
すき家「牛丼」並盛350円

左手前:なか卯、右手前:すき家
すき家がちょっとだけ安いですね。
ではそれぞれの味を見ていきましょう。
・吉野家:定番の牛丼の味
吉野家の牛丼は、肉・玉ねぎともにトロンとやわらかく、甘みのきいたタレがよく沁みた味。ふっくらやわらかく炊かれたごはんとよく合います。

肉はやや小さくコマ切れで、ぷるぷるとした脂身が少し多めの印象。

・松屋:繊細な牛丼
続いて松屋の牛めし。肉が1枚1枚大きい!薄切りでフワッとやわらかな口あたりながら、肉の噛みごたえもしっかりあります。

味つけは薄め。肉そのもののうまみや脂の甘みを引き出す仕立てです。

なお、他社にはない「黒胡麻焙煎七味」が松屋の牛めしには付いてきました。これがピリッと辛くてふわっと香ばしく、肉のおいしさをさらに高みへと押し上げていました。

・なか卯:江戸っ子牛丼
次に、なか卯の牛丼。ほどよく歯ごたえのあるごはんに、肉と、玉ねぎではなく長ねぎ、そして糸こんにゃくが合わされています。

味つけはしっかりしょっぱ辛くて濃いめ!関東風すきやきのような味わいです。生卵トッピングしたら絶対おいしい。

しっかり煮込まれた肉はふるふるやわらかく、歯切れもよくて食べやすい。また、長ねぎと糸こんにゃくで、他社の牛丼にはない「シャキシャキ、ぷるぷる」とした多層的な食感も楽しめます。
・すき家:無骨な牛丼
最後はすき家の牛丼。肉も玉ねぎも大きく厚みがあって、「ムギュッ、しゃくっ」としっかり食感のある印象。肉は脂身が多すぎず、甘辛いタレもしっかりと沁みています。

ごはんは他社よりも固く芯が残る歯ごたえで、ボリューム感を求める人にぴったり。愚直で無骨な牛丼、という感じです。

一番のお気に入りは…
食べ比べてみて、個人的に一番好きだったのは圧倒的に松屋の牛めし。肉のおいしさをシンプルに味わえるし、これを引き立てるタレの味とのバランスも絶妙でした。肉1枚1枚が大きくてボリューム感あるのも嬉しい!
が、あくまで個人の意見ですので、食べる人やタイミングによって好みは分かれるかと。本稿をご参考いただき、お気に入りの牛丼を見つけていただけたら幸いです!