調製・無調整豆乳7品を飲み比べ
どの豆乳が一番飲みやすいのか選手権!

今や完全に市民権を得た「豆乳」。スーパーへ行けばいろんな種類が売っていますよね。豆乳をよく飲む人でも、味を比べてみたことはまだないんじゃないでしょうか?

そこで忙しいみなさんに代わり、編集部が飲み比べてみました!最終的に一番おいしい豆乳がどれなのか決めたいと思います。


豆乳は大きく分けて3種類

スーパーなどで売られている豆乳には、「調製豆乳」「無調整豆乳」「豆乳飲料」の3種類があります。

水に浸したり蒸したりした大豆を絞ったものが、無調整豆乳。何も味付けされていないので、豆の風味が強めに残っています。これに塩や砂糖を加えて飲みやすく仕上げられたものが調製豆乳。さらに、フルーツやコーヒーなどのフレーバーを加えて味付けされたものが豆乳飲料です。

ちなみに日本豆乳協会によると、日本で豆乳が飲まれ始めたのは鎌倉時代。一般の人に普及したのは昭和50年前後からだそうです。

7品の豆乳 飲み比べ

今回は、以下7種の調製豆乳・無調整豆乳を飲み比べてみます。

スジャータめいらく のむ大豆 900ml入り 198円(購入価格・税別、以下同じ)
スジャータめいらく 有機豆乳 900ml入り 198円
スジャータめいらく おいしい調製豆乳 900ml入り 188円
キッコーマン おいしい無調整豆乳 1,000ml入り 198円
キッコーマン 特濃調製豆乳 1,000ml入り 198円
キッコーマン 調製豆乳 1,000ml入り 198円
キッコーマン カロリー45%オフ調整豆乳 1,000ml入り 198円

調製・無調整豆乳7品を飲み比べ
スジャータめいらく3品と

調製・無調整豆乳7品を飲み比べ
キッコーマン4品

スジャータめいらくの3品と、キッコーマンの4品。価格はほぼ同じですが、スジャータめいらくの3品はいずれも100ml少ないので、ほんのちょっと割高です。

ちなみにレジを担当してくれた奥様のイチオシは、スジャータめいらくの有機豆乳(娘さんが好きだから)。そのまま飲むのはもちろん、豆乳鍋にしたり、パスタソースにアレンジしたり、すりおろした山芋と和えてグラタンにしたりと料理にも活用しているそうです。勉強になりました…!

さてこれら7つの豆乳を、成分表示「大豆固形分」の多い順に並べてみます。この大豆固形分が多いほど濃く、たんぱく質の多い豆乳ということになります。

1.スジャータめいらく のむ大豆 13%
2.ジャータめいらく 有機豆乳 10%
3.キッコーマン おいしい無調整豆乳 8%以上
4.キッコーマン 特濃調製豆乳 8%
5.スジャータめいらく おいしい調製豆乳/キッコーマン 調製豆乳 各7%
6.キッコーマン カロリー45%オフ調整豆乳 6%以上

調製・無調整豆乳7品を飲み比べ
左に行くほど大豆固形分が多くなります

上位3位までが無調整、4位以降が調製豆乳です。JAS規格では「大豆固形分8%以上」が無調整豆乳。6%以上が調製豆乳で、それ未満は豆乳飲料となります。

調製・無調整豆乳7品を飲み比べ
点線の左が無調整、右が調製

では、それぞれの味を大豆固形分の多い順にレビューします。

調製・無調整豆乳7品を飲み比べ
7つの豆乳を飲み比べ

スジャータめいらく のむ大豆(大豆固形分13%)

大豆を丸ごと使った無調整豆乳(厳密には「大豆飲料」)。通常は取り除く“おから”を、こののむ大豆は取り除かずにつくられています。

調製・無調整豆乳7品を飲み比べ

調製・無調整豆乳7品を飲み比べ

調製・無調整豆乳7品を飲み比べ

味もまさに名前のまんま!豆腐をすりつぶしてそのままパックした?ってくらいトロットロに濃くて、注いでできた泡もなかなか消えないほど。トロッとした口あたり、ふくよかな豆の香りとまろやかなコクで、味も食感もほぼ豆腐です。

スジャータめいらく 有機豆乳(大豆固形分10%)

にがりを加えれば豆腐もできる、有機丸大豆100%の無調整豆乳。

調製・無調整豆乳7品を飲み比べ

調製・無調整豆乳7品を飲み比べ

調製・無調整豆乳7品を飲み比べ

のむ大豆と比べると、一気にサラッとした口あたりに。それでもまだとろみはあるし、まったりとした豆の風味はしっかりと後を引きます。まだ味は完全に豆腐。


キッコーマン おいしい無調整豆乳(大豆固形分8%以上)

独自製法により、大豆くささの少ないすっきりした風味に仕上げられた無調整豆乳。

調製・無調整豆乳7品を飲み比べ

調製・無調整豆乳7品を飲み比べ

調製・無調整豆乳7品を飲み比べ

豆乳の色味がパッと明るくなり、ぐっと飲みやすくなりました。さらりと舌をなでる軽い飲みごこち。豆腐っぽさもだいぶ減り、豆の甘みがふわりと広がります。ここで「豆腐」ではなく「豆乳」の味になりました。

キッコーマン 特濃調製豆乳(大豆固形分8%)

通常の調整豆乳よりも、大豆固形分が多く含まれた調製豆乳。今回唯一のトクホ商品です。

調製・無調整豆乳7品を飲み比べ

調製・無調整豆乳7品を飲み比べ

調製・無調整豆乳7品を飲み比べ

のむ大豆に似た色味をしています。が、甘く味付けされているのでかなり飲みやすい!かといってしつこい甘さではなく、ほんのり残る豆の風味といい具合にマッチしています。おいしい。

スジャータめいらく おいしい調製豆乳(大豆固形分7%)

有機大豆が使われた調製豆乳。コップ1杯に牛乳1本分のカルシウムが含まれています。見た目もかなり白っぽく、牛乳のようなビジュアル。

調製・無調整豆乳7品を飲み比べ

調製・無調整豆乳7品を飲み比べ

調製・無調整豆乳7品を飲み比べ

ひと口飲むと…これは甘いっ!特濃調製豆乳よりもだいぶ甘みを強く感じます、おやつみたい。明らかに何かを加えられた味なので、好みは分かれるかも。

キッコーマン 調製豆乳(大豆固形分7%)

おなじみ緑のパッケージの調整豆乳。今回購入したスーパーでも売れ筋とのことでした。

調製・無調整豆乳7品を飲み比べ

調製・無調整豆乳7品を飲み比べ

調製・無調整豆乳7品を飲み比べ

キッコーマン 特濃調製豆乳に近い味。ほのかに加えられた甘みが豆の風味をカバーし、すっきりと飲みやすくなっています。豆乳ビギナーはこれから飲み始めるのがよさそう!

キッコーマン カロリー45%オフ調整豆乳(大豆固形分6%以上)

牛乳と同量のカルシウムを含み、カロリーは45%オフに抑えて仕上げられた調製豆乳。

調製・無調整豆乳7品を飲み比べ

調製・無調整豆乳7品を飲み比べ

調製・無調整豆乳7品を飲み比べ

飲み比べた中で一番サラサラッと軽い口あたりで、ゴクゴク飲めそう。牛乳のような甘さとミルク感があります。豆っぽさがひかえめで、豆乳と思って飲むとちょっと拍子抜けするかも?


一番飲みやすいのは?

個人的に好きだった順に並べたランキングはこちら。

1位 キッコーマン おいしい無調整豆乳
2位 キッコーマン 特濃調製豆乳
3位 キッコーマン 調製豆乳
4位 スジャータめいらく 有機豆乳
5位 スジャータめいらく のむ大豆
6位 キッコーマン カロリー45%オフ調整豆乳
7位 スジャータめいらく おいしい調製豆乳

スジャータめいらくののむ大豆と有機豆乳は、かなり豆腐っぽさが強いので好みが分かれそう。大豆の味はちゃんとするけれど甘くない、キッコーマンの無調整豆乳が私は一番好きでした。ただ、豆乳をあまり飲み慣れていない人はキッコーマン 調製豆乳が一番クセもなく飲みやすいかと思います。

料理に使うなら無調整がおすすめですし、そのまま飲んだりスムージーにしたりするなら甘みのある調製豆乳を使うとおいしく仕上がると思います。用途によって使い分けてみてくださいね!