
先日、ネギたっぷりのラーメンを楽しんだ筆者。今度は煮干たっぷりなラーメンを発見したので食べてみることに。
やってきたのは「すごい!煮干ラーメン 凪 五反田西口店」。店外にかかげられたメニュー看板には「煮干が嫌いな方、ご遠慮ください。」との一文が。よほど“煮干感”に自信があるようだ。


注文したのは「すごい 煮干ラーメン(税込790円)」と「漁師飯(税込150円)」。煮干ラーメンは同じ値段で中盛(220g)、大盛(270g)に変更できるようだが今回は並盛で。その他、煮干の濃さやタレの量などのカスタムも全てデフォルトで頼んでみた。

5分ほどしてラーメンが到着すると同時に、ふわりと立ち上る煮干の香り。見た目からだとコッテリしてそうにも思えるが…?

キラッキラ輝くスープを一口、と同時にガツンと煮干の風味が舌全体に行き渡る。すっご!めっちゃ煮干!“極限まで煮干の味詰め込んでみました”ってくらいの煮干感。

もしこれがグルメ漫画だったならば、筆者の背景にはコマいっぱいにドバーンと大きな波が打ち寄せ、踊り狂う大量の煮干が描かれていたことだろう。それくらい強い煮干感。これが日本全国の漁場から届けられる煮干を吟味し、一杯につき60g以上の煮干(約20種類以上)を使用しているからこそ出せる味なのか…。
麺はモチッと感強めの手もみ中太麺。ちゅるるっと吸い上げられてしまうため食べやすいが、胃にどしっとくるタイプだ。結構食べ応えあるな。

トッピングには、ネギと味の染みこんだチャーシュー、辛味のある煮干。そして凪オリジナルのいったん麺。ワンタンのような食感で、中太麺とはまた違ったスープとのコンビネーションが楽しめる。

さらに、テーブルの上にある煮干入りのお酢を使うとスープが軽やかになってさっぱりとしたテイストに変化。ほわりと広がる酸味のバランスがたまらん~!「ちょっと重たくなってきたかな」ってタイミングで入れると丁度いいかも。



サイドメニューの漁師飯は、煮干のだしがらに特製の味噌を合え海苔と鰹節を加えたものがトッピングされた一品。見るからにおいしそうでしょう?想像通り美味いです。鰹節と海苔の香ばしさ、そしてじゅわっと染みる煮干の風味。ご飯3杯はいけそう。


しかし、これだけで満足するなかれ!漁師飯はラーメンのスープに浸してからが本番だ。レンゲで掬ったご飯にスープをひたひたに染みこませて食べれば…、煮干×煮干しのW煮干パンチ!美味しくないわけがない!

食べ終わってから「身体の血液の一割が煮干のダシでできている気がする…」とすら思えてしまうくらい煮干まみれな「すごい!煮干ラーメン」。これは確かにすごかった。煮干好きは死ぬまでに一度でいいから是非食べてみてほしい。