
たまごサンド好きなら一度は食べたい! 東京・麻布十番の甘味処 甘党の老舗「天のや」の「玉子サンド」と「小倉トースト」をご紹介。
「天のや」って?
天のやは、昭和初期に大阪で創業した甘味処。人気を博したのち、2002年に現在の東京・麻布十番に移転してきた。
天のやの「玉子サンド」
人気メニューは「玉子サンド」。だしをたっぷりと使用しただし巻きたまごを使った関西風だ。価格は1,080円(税込)。
ひと口サイズが12切れ。2段に盛り付け、彩りにパセリが添えられている。
指が沈み込む柔らかなパンに、パンよりも分厚いだし巻きたまご。口にすると“じゅわん”とだしが温かくあふれ、たまごと絡み合ったやわらかな味わいが広がる。パンとたまごの分量のバランスが完璧で、口どけが心地よい。

どぎつさのない、身体にしみいるような穏やかなおいしさはまるで和食のよう。ほんのり効いたマヨネーズとマスタードがアクセントを加え、飽きのこない味わいとなっている。
冷めるとたまごの味わいがよりくっきりと際立ち、また違ったおいしさに。テイクアウトも可能(事前予約推奨)。手土産としても喜ばれるだろう。
天のやの「小倉トースト」
甘党なら小倉トーストもおすすめ。きつね色にこんがり焼き上げられたホットサンド風のメニューだ。価格は865円(税込)。
サクッと香ばしいパンの中に、ホクッとした小倉あんがたっぷり。

丹波大納言小豆がゴロゴロと入ったあんは、風味豊かで甘さ控えめ。ほんのり効いた塩が味の輪郭をくっきりと浮かび上がらせ、バターの風味が奥行きを作っている。
食べごたえ充分で身体も温まる、これからの季節におすすめのメニューだ。こちらもテイクアウト可能。

このほか「フレンチトースト」「ミックスサンド」などの軽食メニューに加え、あんみつやわらび餅などの甘味も充実している天のや。気候の心地よい秋、麻布十番の街歩きと合わせて訪れてはいかが。
※メニュー内容および価格は取材時のものになります
住所:東京都港区麻布十番3-1-9