
御菓子司 池袋 三原堂「池ぶくろう最中」
東京・池袋を象徴する鳥、ふくろう。池袋を歩くと、いけふくろう像をはじめ様々なふくろうに出会いますよね。駅から徒歩3分ほどの御菓子司 池袋 三原堂では可愛らしい“ふくろうの和菓子”が販売されています。その名も「池ぶくろう最中」。

くりくりの目がなんとも愛らしい和菓子。ふくろうの姿に焼き上げた最中種に、小豆粒餡と求肥が入れられています。手のひらサイズで、手乗りインコならぬ“手乗りふくろう”のよう。2個ギフトボックス入りの価格は430円(税込、以下同じ)。

パリッと軽い口あたりの最中種の中には、ほどよく粒感の残った餡がぎっしり。香ばしさと、ホクホクした小豆の甘みが一体となった絶妙なおいしさです。さらに、もっちもちの伸び~る求肥がアクセント。小ぶりながらも満足感のある一品です。

乱歩の蔵
同店にはそのほか、池袋ゆかりの文豪である江戸川乱歩先生にちなんだ商品もラインナップ。「乱歩の蔵」は、邸宅に残る土蔵にちなんで作られたというブッセ。チーズバターと杏ジャムの2種類が展開されています。価格は各190円。
ふわふわのブッセは、口にするとシュワっと消える繊細な食感。対して中のチーズバタークリームは舌の上でねっとり溶けて、深いコクを広げます。チーズとバターの旨みがしっかり感じられる、リッチなおいしさ。

一方の杏ジャムは、濃厚な甘さが印象的。フルーティーな味わいで口内が満たされ、幸せな気持ちになりました。

薯蕷饅頭(じょうよまんじゅう)
もうひとつご紹介したいのが、江戸川先生が最も好んだという 「薯蕷饅頭(じょうよまんじゅう)」。すった山芋と砂糖を丁寧に捏ねて米粉と合わせた生地で、小豆こし餡が包まれています。価格は4個入り1,000円。
特筆すべきは生地の驚くほどしっとりした口あたり。ほのかな弾力がありながらも儚く口どけます。その生地の良さを引き立てるのが、なめらかなこし餡。小豆の風味が主役となった、上品な甘さ。文豪が愛したのもうなずけます。

どれも1週間~10日ほど日持ちするので、手土産にぴったり。池袋に訪れた際はぜひチェックしてみてくださいね。
住所:東京都豊島区西池袋1-20-4